イタリアの高級スポーツカーメーカー「ランボルギーニ」。サンタアガタ・ボロネーゼの本社工場で製造されるクルマたちが持つ、洗練された内外装のデザインと迫力のある走りは何とも魅力的です。通り過ぎるその姿には誰もが振り返り、1度は手に入れてみたいと思うはず。そんな憧れのランボルギーニのオーナーだけが参加することができるツーリングイベント、「Lamborghini GIRO Japan2021」が12月10日から3日間、九州で開催されました。

イタリア語で「巡る」という意味の「GIRO」。イベントには、地元九州をはじめ全国各地からオーナーが参加し、約30台のランボルギーニが集結しました。


その顔ぶれはというと、日本限定で7台だけが生産されたという「アヴェンタドールSジャパンリミテッドエディション」から、V12フラッグシップのアヴェンタドールシリーズ。サーキット志向の公道仕様モデル「ウラカンSTO」や、ツートーンのカラーが印象的な「ウラカンEVO Fluo Capsule」などのV10ウラカン各車。世界中で人気抜群のV8ターボ搭載スーパーSUV「ウルス」、創業者フェルッチオ・ランボルギーニ生誕100年を記念してわずか40台だけが製造された貴重な「Centenario Roadster」など、多種多様です。



ボディカラーはレッド、ブルー、イエロー、ライトグリーン、パープル、ホワイトとさまざま。ナンバープレートも福岡、筑豊をはじめとする全国各地のものがあり、日本のどこに住んでいる人でもイベントに参加できることを証明しています。

華やかなガラ・ディナーでイベント開始

2017年に始まったアウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンによる「GIRO Japan」。これまでは名古屋や大阪、北海道で開催されており、4度目となる今年は九州が舞台。

ツーリングスタート前夜となる12月10日のDAY1は、宮崎市のシーガイヤコンベンションセンターを会場に、華やかなガラ・ディナーを開催しました。

ディナーでは、戸敷正・宮崎市長によるメッセージ動画が披露されたほか、地元・宮崎を中心に活動する“ダイヤモンドヴォイス”のシンガーJILLEさんによるスペシャルステージ、空手女子組手61キロ級選手の植草歩さんによる実演とトークショーなど、盛りだくさんのエンターテインメントが催されました。

また、会場内にはアヴェンタドール、ウラカン、ウルスのランボルギーニ現役モデルたちが展示され、翌日からのドライブに向けてオーナーたちの気持ちを昂らせてくれたことはいうまでもありません。

安全を祈願してツアーがスタート

12月11日のDAY2は、宮崎神宮の宮司さんによる安全祈願を受けた後、宮崎県の橘太鼓「響座」の演奏と、ダビデ・スフレコラ社長に見送られながら全車が隊列を組みつつ、いざ公道へ。

まずは日向灘を望む尾鈴の小高い山並みのなかにある、広大な敷地を持つ「都農ワイナリー」巡りに向かいました。そのあとは、国内有数のサーフスポットである金ヶ浜ビーチなどを眼前に太平洋を一望できる「STAIRS OF THE SEA」でランチ休憩をし、そのまま海沿いを大分県に向けて北上。佐伯市内に入り、「しおさいの里」で太鼓演奏の出迎えを受けながら、地元グルメを堪能しました。

ツアー中、参加者にとってやはり嬉しかったのは、ドライビングルート上の沿道で大勢の地元の方々が、手を振ったり小旗を振ったりしながら、温かい歓迎をしてくれたこと。そして、初めて見る何台ものスーパーカーたちに目を輝かす子どもたちの姿も見られました。ランボルギーニオーナーになってよかったと思える瞬間ともいえるでしょう。

この日は、270キロを走破して目的地の「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」に到着。フレンチ・イタリアンのフルコースを堪能したディナーでは、マジックショーで参加者らを驚かせたほか、別府市とのコラボレーションで「Lamborghini GIRO Japan2021」の開催を祝う盛大な花火が参加者のカウントダウンに合わせて打ち上げられました。

国際サーキット「オートポリス」でハイスピード走行を体験

12月13日のDAY3は、メインイベントのサーキット走行を行うため、東九州自動車道、九州横断自動車道を経て大パノラマのミルクロードを走り抜け、ついに九州随一の国際サーキット「オートポリスインターナショナルレーシングコース」に到着。サーキットのフルコースはこのイベントのために貸し切りの状態で、参加者らは普段味わうことのできない愛車によるハイスピード走行を、思う存分満喫していました。

こうしたサーキットでは、今回の参加車の1台である「ウラカンSTO」が持っている性能をフルに発揮することができます。ランボルギーニのモータースポーツ部門「スクアドラコルセ」の高い技術とノウハウを用いて、レーシングモデルからフィードバックしたマシンによって引き出されるパフォーマンスは、0-100km/h加速3.0秒、最高速度310km/h。富士スピードウェイで行われたSTOの試乗会では、ストレートで280km/h以上のスピードを出ていた時も抜群の安定感を見せてくれたほどです。

普段の公道上ではストラーダモード一辺倒で走っている今回の参加者らも、サーキット上ではこの時とばかりにコルサモードを選択した方がいるかもしれません。V12、V10、V8というエンジンモデルたちが一列になってコースを走り出すと、多気筒エンジンによる壮大なハーモニーがサーキット全体に響き渡り、その光景とサウンドはオーナーの記憶に強く焼き付けられたことでしょう。レーシングカーのタイヤ跡が残るメインストレート上では、参加者全員で車両とともに、記念撮影も行われました。

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ランボルギーニのオーナーでなければ参加することができない、3日間総走行距離約400キロの愛車との特別な体験。ドライビングの魅力を味わい尽くすことができる「Lamborghini GIRO Japan」に1度でも参加したら、「次回も必ず参加する」と思う方は多いはず。そして、まだ参加していないランボルギーニオーナーや、これからランボルギーニを手に入れたいと思う人にとっては、GIROに参加することがひとつの目標になってもおかしくありません。

ユーザーとの絆をもっともっと深めたい、とするアウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンのダビデ・スフレコラ社長は、「3日間のGIROに参加し、感動したことはふたつあります。ひとつ目は初めて訪れた九州で、素晴らしい海、山、太陽、そしてなんといっても別府の温泉街から盛大に立ち上る湯煙の情景を見れたこと。思わず“Wow!”と叫んだほどです。ふたつ目は人。私が仕事の出来具合を測るのは、お客様が笑顔になっているかどうかという点。今回、30台のランボルギーニで参加した皆さんが、ずーっとニコニコされていました。それを見て、今回のGIROでもちゃんとした仕事ができたのだなと思いましたね」と語っていました。


次のGIROのステージはどこになるのか。次回の開催が待ち遠しいです。

[PR]提供:アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン