JR東京駅構内にあるレストランゾーン、北町ダイニングでは、9月30日(水)までの期間限定で、江戸にちなんだ8つのメニューが味わえる「江戸めしフェア」を開催する。

北町ダイニングが江戸の街に大変身!?

JR東京駅のすぐ近くに江戸時代の北町奉行所跡地があることにちなんで、この名がついたという北町ダイニング。今回のフェアではダイニング内の6店舗合計8種類の江戸めしメニューが提供されるほか、ダイニング内に江戸の文化を紹介する御触書(おふれがき)をイメージした装飾や、江戸時代を感じさせるお休み処(長椅子)が登場。また、北町奉行所をイメージした顔出しパネルも設置されるなど、細かい演出で江戸気分を盛り上げてくれる。

「北町ダイニング」では、今後も東京駅発の江戸文化を発信!

何故このエリアで「江戸めしフェア」を実施するのか? 企画者の1人である鉄道会館営業本部の髙橋さんにお話を伺った。 「北町ダイニング」は「遠山の金さん」で有名な北町奉行所が東京駅近辺にあったことから命名されたが、その歴史を伝える石碑は、とても分かりづらい場所にあり、人々に紹介する機会を作りにくかったという。しかし最近になって、この石碑がよりわかりやすい場所に移設される予定があるという情報が入った。

「移設が実現すれば、より北町奉行所を知っていただく機会が増えることになります。せっかくなら、北町奉行所が近くにある『北町ダイニング』として、江戸時代の食文化を今に伝えたいと思ったのが、今回のフェアを企画したきっかけです」。

「企画は4人のメンバーで行い、江戸っぽいものを見つけるとSNSで情報共有してました。江戸東京博物館で当時の寿司資料が見られると知った時は、全員で駆けつけたり、ある食材のメニューを見つけて共有したら、他のメンバーも同様にメニューをUPしたり、すごく楽しい仕事でした(笑)」

このフェアの開催を皮切りとして「今後も東京駅からの江戸文化を発信し、北町ダイニングをもっと人が集まる場所にしていきたい」と髙橋さんは語る。


シャリが赤い「江戸時代の寿司 」など、8つの江戸グルメが登場!

今回のフェアの目玉ともいえる、6店舗のシェフたちが工夫をこらして江戸時代の食文化を再現したという江戸めしの数々。その気になる中身を紹介しよう。

現代寿司(左)の約2倍のボリューム! 見た目インパクト大な江戸の寿司

〇江戸時代の寿司(3種・税別999円) 七代目卯兵衛 15:00~数量限定

現代の寿司の約2倍の大きさがあるということで、食べ応えも十分! また、シャリは江戸時代同様赤酢を使った赤いシャリで、醤油をつけなくてもいいよう、ほんのり塩味が効いている。寿司とおにぎりの中間のような、ガッツリした食べ応えをぜひお試しあれ!

江戸時代の流行食! 2種の味噌で味わう豆腐田楽

〇揚げ豆腐のみそ田楽(税別500円) 七代目卯兵衛 15:00~数量限定

江戸時代に流行った豆腐料理の1つ、豆腐を味噌に付けて焼いた「田楽」を再現したメニュー。せっかちな江戸っ子が串に刺した様子をイメージして、串で提供される。甘口と辛口、2種類のタレが豆腐のあっさりした味にマッチして、酒のおつまみにピッタリ。

肉汁溢れるステーキ肉が「牛鍋」風になって登場!

〇牛ハラミのグリル「牛鍋」風(200g・税別1280円) オールドステーション 15:00~

獣肉が禁忌とされていた江戸時代、密かに味わわれていたという牛肉。今回は、牛肉と長ネギを一緒に味わうという幕末に流行ったスタイルの牛鍋を、同店人気メニューのバベットステーキで再現した。割下ソースをかけた肉汁溢れる牛肉を卵黄につけていただく、実に贅沢な一品。

将軍も愛した貴重な献上メニューを再現

〇たまごふわふわ(税別600円) いろり庵 15:00~金曜日のみ 数量限定

東海道五十三次のど真ん中にあたる袋井宿で朝食に供され、かつて将軍の食卓に上ったという歴史あるメニューを再現。出汁に入れたとき卵を撹拌してふわふわに仕上げた珍しい料理で、泡のような卵と蕎麦の実の食感が楽しい一品となっている。静岡県袋井市観光協会監修の「たまごふわふわ」が静岡県以外で味わえるのはここだけなので、ぜひ味わってみて欲しい。

江戸っ子の粋、蕎麦の前の一杯を彩る名つまみ

〇蕎麦味噌焼き(税込530円) いろり庵 15:00~

蕎麦を食べる前に日本酒とおつまみで軽く一杯、というのが粋だった江戸時代。そんな酒のつまみをイメージして作ったのが、蕎麦の実とクルミを合わせた味噌を香ばしく焼き上げた「蕎麦味噌焼き」だ。最高の食感を求めて何度も試行錯誤したという焼き味噌は、クルミのほのかな甘みと食感がアクセントとなり、まさに日本酒にピッタリ!

喉越しの良いじゅんさいと比内地鶏の卵の名コラボ

〇柳川風じゅんさいたまごとじ(税込780円) 本家あべや

江戸時代、精が付く食べ物ということで、夏によく食されていたという「柳川鍋」。今回は秋田名物のじゅんさいを、どじょうに見立てて再現している。つるりとしたじゅんさいの喉越しと、比内地鶏の卵の濃厚な味のコラボが絶妙だ。

水戸黄門も食した!? 当時の餃子を現代に再現

〇おから餃子(税別600円) 東京屋台 15:00~

日本で最初に餃子を食べたのは、水戸黄門で有名な徳川光圀だったという話から、当時食べられていた餃子をイメージして開発したというこちら。当時は禁忌だった肉のかわりにおからを使用し、味噌から作られた江戸時代の調味料「煮ぬき汁」と「七味唐辛子」でいただく。おからに豚のスープでコクが加わっており、ヘルシーながら旨味タップリに仕上がっている。

江戸の高級魚を1匹まるごと串揚げに!

〇鮎の串揚げ(税込800円) 華祭 15:00~ 数量限定

将軍も愛したという高級魚だった多摩川や荒川の鮎が多摩川に復活したというニュースからヒントを経て誕生したメニュー。串揚げ専門店ということで、新鮮な鮎をからっと揚げて提供する。さっくりとした食感と、鮎の香りが楽しめる、ボリュームのある一品だ。

北町ダイニングでは「江戸めしフェア」に続くイベントや催し物のアイディアを温め中だそう。今後も「北町ダイニング」から目が離せない。


(マイナビニュース広告企画:提供 鉄道会館)

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