AO入試。聞いたことはあるけど、どんな入試なのかよく分からない人も多いはず。

いろいろある入試形態のなかでも、ここ10年ですっかり浸透した、アドミッション・オフィス入試、通称AO入試。1990年、慶應義塾大学の総合政策学部・環境情報学部が日本で初めてAO入試を実施して以来、導入校は増え続け、最近では私立大学で約8割、国公立大学でも4割をこえる大学が導入している。

AO入試は、学びたいという意欲、将来性などを重視して評価される。推薦入試と混同されがちだが、AO入試は学力以外の側面も考慮して合否を決め、学校長からの推薦がなくても受験できるのが特徴。学力に関わらず憧れの大学に行ける可能性があるのだ。

AO・推薦専任講師、川原洋孝チーフ・プロデューサー

そんなAO・推薦入試で驚異的な合格率を誇る城南予備校が「城南AO推薦塾」をスタートした。慶應義塾大や上智大など難関校合格者を数多く指導してきた同校が誇るAO・推薦専任講師、川原洋孝チーフ・プロデューサーは、

「AO入試は、いかに質の高い志望理由書を仕上げるかが鍵。そして説得力の高い志望理由を書くためには、自分のこれまでの人生を分析し、大学入学後、引いては大学卒業後のビジョンに繋げることが重要です。しっかりと私に指導させてもらえれば、AO入試で志望校に合格できるように導いていきます」

と語る。AO入試についてお話をうかがいながら、合格者が続出するヒミツも探ってみよう。

自分を活かすAO入試。その可能性は無限大!

インタビューが始まって、まず川原氏の口をついて出たのは、「高校生は無意識に自分の可能性を潰している」という偏差値教育の話だった。

「高校生は、自分が通う高校のレベルに合わせ、無意識に受験する大学を選んでしまう傾向があります。例えば、『自分が通う高校からは、最高でも◯◯大学に行った先輩しかいない。ならば、自分はきっとこのくらいの大学に行くのだろう…』といった具合です。これは、偏差値という一つの尺度で、自分の可能性を潰していると言えますよね。

けれど、AO入試は違います。偏差値が決して高くない高校から、難関校へ合格するケースが少なくありません。なぜなら、高校のレベルが高くても低くても、ポイントとなるのは自分自身。その人がどういう考えで人生を送ってきたのか。そしてなぜ志望する大学に行きたいのかを具体的に説明できることが最も重要だからです。一人ひとりに無限の可能性が広がっている、それがAO入試の魅力だと思いますね」

─一般入試においては、偏差値を上げていくことが大切だと思います。AO入試の対策において大切なことは何でしょうか?

「合格のためにまず大切なのは、高校時代の活動実績、すなわち高校のときに何をやっていたかです。『大学でこれを学びたい』という自分の興味が明確となっていたとしても、その興味に繋がるような活動ができていなければ、説得力はありません。しかし、活動が足りなければ自らそういう経験を作っていくことも可能です。

最初から自分だけで目標設定ができている高校生もいますが、大抵その内容は甘いものが多いと思いますね。生徒と何度も話をしながら、一緒に生徒自身のストーリーを引き出していくと、見違えるように内容が変わっていきます」

自発的に将来の夢を見つけた生徒

「先生と高校生が一緒に志望理由書を作っていく」と聞いて、不安に思った方もいるかもしれない。「自分の人生なのに、他人が作ったレールに乗せられるみたいだ」と。そんな不安に対して、川原氏はある生徒の例を示してくれた。

「一人ひとりに無限の可能性が広がっている、それがAO入試の魅力だと思いますね」(川原氏)

「希望の高校に落ちてしまい、望まなかった偏差値50程度の学校に通っていた男子学生の話です。

彼は将来の夢も無くし、周りの環境に流されて『入れる大学に入れればいいや』とやる気を失っていました。しかしこのままではいけないと考え、私が半ば無理やり“ウィンター・サイエンスキャンプ”に行くよう促しました。これは日本科学技術振興財団が主催する、高校生のための科学技術体験合宿プログラムです。

無理やり行かされたキャンプで、彼は腐ってしまったか?実は、そこから彼の“ストーリー”が始まったのです。

参加した意識の高い高校生たちから刺激を受け、彼は将来のことを真剣に考え始めたのです。徐々に、自発的に経団連主催の『高校生のための日本の次世代リーダー養成塾』、JAXAのイベントなどに参加するようになり、最終的には宇宙関連の学生団体を立ち上げました。そして、高校時代の活動から宇宙空間の秩序を守る法律“宇宙法”を学びたいという自分自身の目標を見つけ、最終的にAO入試で中央大学法学部に合格しました」

自分の人生を作り、変えていくのは、最終的にはやはり自分自身なのだ。

徹底した個別指導により、難関校合格をめざす

─AO入試の対策において、どのような指導をされるのですか?

「まずは生徒としっかり話し合って、ストーリーを引き出しながら、一人ひとりにアドバイスしていきます。自分のストーリーをつくるには、イベントに参加する、いろいろな人と話をするといった『経験』を積むことのほか、徹底した情報収集も必要になってきます。難関大に合格する生徒のほとんどは、本もたくさん読んでいますね。

私が指導したある生徒は、ドイツ語学科に入学するために、これまで興味のなかった分野も含めドイツ関連の書籍を何十冊と読んでいましたよ。そこで得た知識が、志望理由書にさらなる説得力を与えていくのです。

志望理由書の書類がダメなら絶対に合格しない、書類がよければ大変合格しやすいのがAO入試。志望理由書を書いてもらい、添削して、また書き直す。多い人だと30回、40回繰り返すことも。その過程のなかで自分と向き合い、自分だけのストーリーが構築され、同時に確かな文章力が身についていきます。

面接対策に関しても、6人一組になって行うグループディスカッションの練習などを何度も繰り返します。6人中現役大学生を2人混ぜて行い、彼らからもアドバイスを受けます。自分自身で考え、考えたことを人に伝える、表現するというスキルを徹底的に磨いていきます」

─最後、AO入試を考えている高校生にメッセージをいただけますか。

城南AO推薦塾で学べば、志望する大学に合格できるように私が導きます」(川原氏)

「皆さんに必要なことは、努力することに耐えられる気持ち。これだけです。これさえ持ってきてくれれば、あとは私たちの方でなんとかしましょう。やりたいことが決まっていなくても、自分が今いる高校の偏差値が低くても、問題ではありません。本人にやる気があれば十分可能です。城南AO推薦塾で、私の指導に従って努力してもらえれば、志望する大学に合格できるように私が導きます。

私たちは、皆さん自身が気づかない点を指摘しながら、ときに厳しく、徹底的に指導していきます。AO入試を通して自分と向き合ったこと、さまざまな経験、身についた文章力や発言力などのスキルは、大学ではもちろん、さらにその先の未来で確実に活きていきます。AO入試を受験するということは、人生を支えるスキルを身につけることになるのです」

城南予備校は、2014年度の難関大AO入試において、なんと93%の合格率を記録*している。最難関と言われる慶應義塾大学AO入試でも75%という高い合格率を誇っている。以降では、実際に城南予備校でAO入試対策を受けた卒業生の声を聞いてみよう。

*2014年度入試における城南予備校AO・推薦入試対策コース(現・城南AO推薦塾プレミアムコース)在籍者合格率

大学に入った今でも役立っています

慶應義塾大学 環境情報学部 環境情報学科 合格 坂口 莉果子 さん(文化学園大学杉並高等学校卒業)

「慶應義塾大学を志望校に選んだのは、先輩から環境情報学部の話を聞いたのがきっかけです。特に、文理融合で学ぶことができるなど、自由度の高いカリキュラムに魅力を感じました。

慶應義塾大学の4年間では『日本の美=Japan Beauty』について世界に発信していくことに取り組んでみたいと思っています。また、モデルのお仕事もさせていただいているので、そちらも続けていきたいですね」

と語る坂口さんは、城南予備校のAO入試対策のどこに魅力を感じたのだろう。

「城南のAO・推薦入試対策コースでためになったのは、社会情勢についての授業でした。最初は『AO入試は自己アピールをすればいいんでしょ』と思っていましたが、面接では自分の経験を社会の動きと絡めてアピールすることが必要なんだということに気づきました。1対1での面接練習も何度も繰り返したこともあって、本番の面接では厳しい質問もありましたが、練習の成果を発揮できたと思います」

坂口さんと同じようにAO入試での入学を考えている高校生にメッセージをお願いした。

「私は中高の6年間を通して学級委員でした。そのような学業成績以外の経験も、志望理由書の書き方次第ではきちんと評価される点が、AO・推薦入試の魅力だと思います。

自分がした努力は必ず自分に返ってきます。城南AO推薦塾で学ぶ皆さんにも、諦めずに頑張ってほしいと思います」

AO入試で自らのストーリーを作るときに行う自己研究や、自己を表現する方法は、単に入試で役立ったのみならず、将来を通じて彼女を支えていくことだろう。

あなたも、城南AO推薦塾で今までの自分の枠を超えて、新しいストーリーをはじめてみてはどうだろう?

[PR]提供:城南予備校