社会人になって数年、忘年会やクリスマスシーズンを迎え、何かと物入りの働き女子たちが、ふとした話から「シス トレ」をはじめてみようということになりました。24時間自動で投資してくれるってなんだか夢のような話……! 講師を招いてシステムトレードについてイチから教えてもらうことになったのですが―。

今回は、シストレのプラットフォーム機能を提供する最先端のトレードツール「トレードシグナル」について学びます。

「トレードシグナル」はシストレ界の総合格闘技チャンピオン?

まりこ「先生、今って色々なシストレのためのツールが出てるんですね」

先生「そうよ。シストレをやる人が増えてきて、そのニーズに応えるためね。自分でプログラミングできない人がいるし、そういった人たちのためにプロが作った売買システムが搭載された自動売買ツールも出て来ているわけだし、かなりカスタマーフレンドリーになっているのよ」

ゆみ「ひまわり証券のHPを覗いてみても、色々なシストレツールが用意されているよね。例えば、売買シグナルを確認してから、自分で手動発注できる「シグナルマップ」やあらかじめ搭載された売買システムをそのまま適用させて自動売買ができる「エコトレFX」とか」

やよい「これ見て。これってスゴクない!? シストレに必要な全ての機能をオールインワンで備えた、シストレのプラットフォーム機能を提供する最先端のトレードツールの『トレードシグナル』っていったいどんだけ~(笑)」

ゆみ「どれどれ、オールインワンっていうのは、シストレに必要十分な機能がはいっているということみたい。搭載されているのは以下のような機能ね :

1.リアルタイムチャート分析

170種類を超えるテクニカル指標を内蔵。さらにチャート上にラインやチャネル、テキスト等を自由自在に書き込み可能。

2.売買ルール作成

  1. すでに作成された500種類を超える売買ルールを内蔵。好みのものを選択して運用することも可能。
  2. 複数のテクニカル指標を組み合わせ、オリジナルの売買ルールの作成が可能。
  3. トレードシグナル専用言語(エキーラ)を使用して、売買ルールのプログラミングも可能。

3.ルール検証(バックテスト)

売買ルールを作成後、過去の相場状況に当てはめ、運用成績のシミュレーション(検証 : バックテスト)を実行。

4.リアルタイムの売買サイン表示

自身が作成 / 選択した売買ルールの通り、「買値」「売値」のサインがチャート上に表示される。」

先生「つまりね、機能としては、実際の取引まで『分析』『構築』『運用』の各フェーズを行うことができるのよ。『分析』として、日足・日中足など。ナント!最高50万本(日足なら26年弱、日中足なら約4年分)にも及ぶ膨大な価格データや様々なテクニカル指標やチャート分析(トレンドライン・チャネルライン・テキストなど自由自在)ができるの。『構築』は専用言語で作成された売買システムの適用と売買システムの構築(専用言語エキーラ使用・ウィザード使用)で自分仕様にできるのよ。そして、「運用」では、売買システムの検証(バックテスト機能で過去の投資パフォーマンスの確認)やシステムの最適化ができちゃう!だからオールインワンなのよ!!」

マキ「せ、先生、そんなに興奮しないで(笑) そ~んなにいっぺんに言われても何がなんだか全然わからないけど、とってもスゴそう」

あやか「本当にいろ~んな機能が付いていることはよ~くわかりました(笑) でも、私たちにもこの機能を使いこなせるのかな。宝の持ち腐れになっちゃわないかしら」

まりこ「上級者向けっぽく見えるけど、初心者にもちゃんと対応できてるようよ。自分のニーズに合わせて、各フェーズを利用すればいいわけだしね。例えば、テクニカル分析だけ利用するとかもできるし、なんたってテクニカル指標だけでも170種類以上内蔵されているしね」

マキ「ところで、今出てきた、システムの最適化っていったいなんなんですか?とっても良いことみたいに聴こえちゃうんだけど」

先生「実際におきた過去データから、最も成績の良くなるパラメータの組み合わせを見つけ出すのよ。最もいい彼氏との相性を探すって感じかな(笑)」

鈴木「突然ですが、私もお答えさせてもらっていいですか? 最適化で気をつけなくてならないのは、これにより将来の相場に対応できないシステムも作成できてしまうことがあるんですよ。過去のデータを基に、売買ロジックを作成するわけですが、あまりにも過剰に最適化してしまうと、未来のトレードに対して、全く適用できないロジックになってしまう可能性が高くなってしまうってことなです。これが過剰最適化のワナなんです」

やよい「それって理想の人を追い求めた挙句、現実では不可能と思い知らされるようなことかしらね。高望みし過ぎると絶対失敗するわね。自分もそのワナにはハマった経験があるから、よ~く理解できます(笑)」

鈴木「過剰最適化は、売買システムを作る人はだれでも通る道なんですけど、将来の相場に対応できないシステムを作ってもしようがないんです。『運用』のところに付け加えさせてもらうと、他に、ドローダウンや売買個別明細など、シミュレーションの詳細な統計データの確認ができます。こういったフェーズを経て、売買シグナル発生による手動発注や自動発注によって実際の取引まで行えるんですね」

あやか「あの~、福澤朗さん似のこの方はどなたですか?」

先生「ひまわり証券で『シストレ』を語らせたら最も熱いオトコ、鈴木伸夫さんです! 総合格闘技好きだともお聞きしていますけど(笑)」

マキ「アアッ、ソッカー、オールインワンの『トレードシグナル』は、総合格闘技のように打撃、投げ技、関節技などの総合的な攻撃法を駆使して勝敗を争うようなものってことか(笑)」

鈴木「『トレードシグナル』の機能を言葉で説明しても、なかなか理解しにくいかもしれませんから、実際に、『トレードシグナル』で売買ルールを構築して、売買システムの検証(バックテスト)をしてみましょう」

(次回に続く……)

(撮影:石森 亨)