長野新幹線の現在の主力車両E2系。赤帯をまとう

写真は新幹線E2系車両を使用する長野新幹線「あさま」。2014年度末(2015年春)の北陸新幹線長野~金沢間開業後も、現長野新幹線タイプの列車(東京~長野間)が設定されることになった。なお、JR東日本の首都圏の駅を中心に、駅の案内表示や時刻表などに「北陸新幹線(長野経由)」と表記することが報じられている。

車両情報

JR東日本 新幹線E2系

基本情報

E2系0番台は1997年、秋田新幹線「こまち」と併結運転を行う東北新幹線「やまびこ」と、長野新幹線で運行開始する「あさま」用の車両としてデビュー。長野新幹線の急勾配や異周波といった条件を満足するため、強力な登坂パワーを備え、50/60Hzの両周波数で安定した性能を発揮する電気機器などを採用した。2002年には、東北新幹線八戸延伸開業に合わせて1000番台も登場。こちらは50Hz専用となっている。

長野新幹線「あさま」の編成は赤帯をまとい、8両編成で運転。東北・上越新幹線で使用される編成はつつじ色の帯で、現在は10両編成が基本となっている。2013年1月から、上越新幹線にて9年ぶりとなる定期運用が復活。一方、東北新幹線ではE5系の増備にともない、2013年3月16日のダイヤ改正をもって盛岡~新青森間の定期運用が終了となった。