「No Bag,No life」

私は筋金入りのバッグ好きだ。

布製のバッグから始まり、レザーのバッグ、そして今ではアケビや山葡萄のカゴバッグに至るまで持っている。"捨て変態"として持たない暮らしを追求しているくせに、バッグだけは一向に減らず、一時期は「捨て変態たるものバッグは数個で生きるべし! 」と思って、決死の覚悟で減らそうと試みたこともある。しかし、全く人生が楽しめなくなってしまったので速攻やめた。私にとって、「No Bag,No life」なのである。

バッグを愛する者にとって、バッグへのおしゃれは欠かせない

そんな感じでバッグを愛している私のささやかな楽しみは、バッグにおしゃれをさせること。スカーフやバッグチャームなど、ちょっとしたアクセサリーをつけて楽しむのが好きだ。もちろん、バッグに何もつけず持つのも好きだけれど、たまにスカーフなんかをつけてみると、また違ったかわいさが引き出されて、ますますそのバッグに惚れ込んでしまうのだ。

おめかししたカゴバッグ、ニヤニヤが止まらない

今一番気に入っているのは、今からの季節に美しく映える青色のイイダ傘店のハンカチ。ハンカチだけれど、とーっても薄く大判なので、スカーフのように巻くことができるのだ。

薄く大判で使い方はさまざま

この青色のハンカチは、実は二代目。初代は緑のもので、これもとても素敵だったのだが、あまりにもヘビロテしすぎてしまったせいで破れてしまった……。

以前使っていたハンカチスカーフはこちら

イイダ傘店は店舗を持たない傘店で、年に2回の受注会、もしくは一部のお店やイベントでしか販売しない。傘の余り布やデザインを使って小物も販売されているが、そのかわいさゆえに非常に人気で、なかなか次のハンカチを買う機会に恵まれず、今年の春にやっとこの青色のハンカチを買えた時は、心の中で10回くらいガッツポーズをした。

二代目ハンカチスカーフもヘビロテの予定!

このハンカチを巻いておめかしをしたカゴバッグは、多分この夏、私と一緒にいろいろなところにお出かけするのだろう。そう思うと、今からニヤニヤが止まらないのであった。

著者プロフィール: ゆるりまい

1985年生まれ。仙台市在住。漫画家、イラストレーター。
夫、母、息子の人間4人 +猫4匹ぐらし。
生まれ育った汚家の反動で、現在ものの少ない暮らし街道爆進中。
ものを捨てることが三度の飯より大好きな捨て変態。
そんな日常を描いた『わたしのウチには、なんにもない。』(KADOKAWA)は2016年、夏帆主演で連続ドラマ化された。
現在cakesにて「ゆるりまいにち猫日和」、赤すぐにて「赤すぐみんなの体験記」を連載中。