好きな女の子、気になる女の子と一緒にいることができたら、うれしくて楽しくて夢のようでふあ~っと幸せな気持ちになってしまう。そんな気持ちを経験できたこともまたうれしい……恋とはそんなものかなーと思います。
とはいうものの、あまりにも幸せで心がフワフワしてしまうと、周りがみえなくなってくる。彼女の気持ちを考えずに、自分の「こうしたい!」をおしつけてしまうことにもなりかねません。
また、心がふあ~っとなっているのは実は自分だけで、彼女のほうがちょっと冷静だったり、一歩引いたところから2人の状況をみていたりする……という可能性もなきにしもあらずです。
今日は、彼女のことが大好きでアタマがぼーっとしているときに、男子が取ってしまいがちな行動について考えてみたいと思います。
●彼女をなかなか帰さない。
彼女と一緒にいられることがうれしすぎて、そろそろ帰ろうとしている彼女を引きとめてしまう。
彼女がチラチラと時計を見ているのに気付いて、無意識に次のお酒や食べ物を注文してしまったり、彼女が食いつきそうな話題を持ち出して会話を長引かせようとしたりする。というように、いろいろな方法で彼女が帰る時間を遅らせようとしてしまう。
●彼女との約束や、彼女を待つことが最優先で、他のことがおろそかになってしまう。
彼女と学校や仕事の時間帯が合わないなど、生活時間帯が違っているのは仕方がないのだけれど、自分の自由な時間帯はついなんとなく何もせず、彼女からの連絡を待ってしまう。
もしかしたら、彼女からメッセがくるかも、彼女に会えるかも……と思うと、友人や家族との約束や誘いも断ってしまったり、付き合いをおそろかにしてしまったりする。
あげく、第一優先事項が彼女との時間をつくることになって、本来やらなければいけない義務やノルマを忘れてしまったり、生活に支障がではじめる。
●あまりにも彼女に時間を割きすぎているのがバレたくないため、周囲に小ウソをつきはじめる。
彼女を待機している時間がふえて、前述のように友人との付き合いや仕事がおろそかになり、そんな状態に陥っている自分にふと気付く。
彼女にのめりこんでいると思われるのはちょっと気恥ずかしいので、周囲には他のことをしているとウソをつく、連絡に返事をしない、居留守をつかうなどして、知らず知らずのうちに、だんだんと彼女以外の人間関係にミゾをつくってしまっている。
●ちょっと彼女のご機嫌を損ねてしまうと不安になり、なんだかんだと貢いでしまっている。
シットにかられて彼女を非難するようなことをいったり、束縛するような行動を取ったりして、彼女とケンカっぽくなると、最初のうちは怒っていても、だんだんと「このまま、友達としても付き合えなくなるかも」と不安になり、高価なものをプレゼントしたり、彼女が好きな趣味のイベントやコンサートのチケットを買って誘ってみたり、いつの間にかなんだか貢ぐ……っぽい行動を取ってしまっている。
●というように、いろいろがんばってはいるのだけれども、なかなか恋人同士にはなれないので、焦って衝動的に……女の子がひとりで外出するにはちょっと? な時間に彼女を呼び出したり、彼女のところへ押しかけて待ってしまったり。
彼女が仕事中である時間帯に、ひんぱんにメッセを送ったり、何度も電話をかけてしまったりする。彼女から返事かないとますます心配になって、何度も連絡を取ろうと試みたり、偶然会えるように画策したりしている自分に気付く。しつこいと思われてしまう、とわかっていながらも、ガマンできる時間が短い。
もちろん、大好きすぎて我を忘れてしまうとか彼女にのめりこんで何も見えなくなるとか、そういったことのすべてが恋愛の醍醐味でもあります。それくらいの気持ち、無我夢中な感じで自分を好きになってもらえたら、女の子のほうだって「うれしい!」と思ってしまうのも事実です。
ですが、いくら大好きだからといって、なかなか帰してくれなかったり、シットされ束縛されたり、「仕事、だいじょぶ? 友だちとの付き合い、だいじょぶ?」と心配になるほど、自分にだけ時間を割かれたりすると、女の子の気持ちはスーッとさめていってしまう可能性もあるわけです。
というかむしろ、ここで押したい! というところでさっと引ける男性。引き際が美しくさらっとしている男性、ちょっと冷たいくらいの男性のほうが、女の子からモテたり「カッコいい」と思われるものなのです。
彼女のことを、大好きで夢中でいながらも、どこかに1%の冷静な自分を残しておいて、女の子の状況や立場、気分や体調を気遣ったり、目を配ったりしてあげられる。
「ここでぐいぐい、押してくるかな?」という場面でさらりと引いてかえってしまう。そんなことがきるてしまうと、他の男子よりも一歩先行く「大人でカッコいい男」「ひとあじ違う男」になれるのかもしれません。
恋しているときにそれをするのは、とてもむずかしいかもしれません。ですが、ここは恋愛で失敗しながらでも学んでいってほしいなと思います。
酒井冬雪です。女の子ってわりと、恋愛にのめりこんでいるときも、どこか一部分で自分や彼の気持ちを冷静に見つめていたりするものです。女の子のほうが、自分の気持ちに向き合ったり、友人に恋愛相談をしたりして客観的に自分を見ようとするからかもしれません。それから、女の子のほうが大人…な人が多いのかも…ムフフ。では、またねー。