せっかく「いいな」と思える女性と知り合えたのに、一度の出会いからなかなか先につながらない。二度目に会う機会、きっかけを作るのが難しく、どうしていいかわからないまま一度きりの出会いで終わってしまった。そんな体験をされた男性は、きっと多いことと思われます。

また、最近は合コンや飲み会の場で知り合った相手から、何とかメールアドレスを聞き出すことはできても、電話番号までは聞きだせないという男性も増えています。メールというものは、返信するもしないも相手次第ですので、結局メールを一度送って返事がないまま疎遠に……というのも、よくあるケースになっているようです。

今日は、このような状況下で、どうすれば次につなげることができるのか、メールに返信がくるのか、2回目に会う約束を取り付けられるようになるのか、といった問題について考えていきたいと思います。

まず、一番に気を遣ってみてほしいポイントは、相手の女の子を安心させてあげるということです。女性は、まったく知らない相手(男性)には、とりあえずちょっと警戒心を持ってしまうところがあります。男性からすれば、女性に警戒されてしまうというのは不本意かもしれません。ですが逆に、何の警戒心もなく、初対面の男性の懐にポーンと飛び込んでしまう女性がいたらどうでしょう。「無防備すぎるよ」とかえってこちらが心配になってしまうはずです。やはり女の子はある程度、心配性でほぼ見ず知らずの男性には警戒心を持っていたほうがいいと思います。

というわけで、女性は初めて会った男性と2回目に会うとき、相手に連絡先を教えるときは「う~ん」と悩んでから行動に移っているわけなのです。そのあたりの女性の心配を取り払ってあげると、次回につながる確率、メールに返信のくる確率はアップするはずです。

では、どうすれば女の子の警戒心を解くことができるのでしょう。例えば、お互いに共通の知人がいる。兄弟同士が同級生でなんとなく知り合いだった。また、住んでいる町が一緒、通っていた学校が近いなど、共通のバックボーン、話題がみつかると女の子のほうも安心感を持つことができます。

そのためには、まず自己紹介。自分の家族や地元の話などをチラホラと小出しに女の子に話すと、共通の話題があるときは女の子のほうもきっとその話題に食いついてくれるはずです。男性同士というものは、付き合いが長く、ずいぶん親しい間柄になっていても、お互いの基本情報をまったく知らない場合がよくあるものです。学校や職場で数年一緒に過ごしていて、お互いを信頼し、親しく付き合っているのに、相手の家族構成、兄弟がいるかいないかを知らない。誕生日を知らない。ひとり暮らしなのか実家住まいなのかを知らない。友人に彼女がいるのかいないのかを知らない、といったことがあったりします。男同士というものは、知り合ってからそういった話題が一切お互いの間に出てこなかったりするようです。

そのため、異性である女の子と知り合いになっても、自分の基本情報をまったく伝えず、そのとき、その場で話題にのぼった話をする。自分のしたい話だけをするといった傾向に、男性自身が気づいていない場合が多いのです。相手が同性である男性なら、それでOKかもしれませんが、女の子と話をするときは、自分の基本情報を相手に伝えて自分の背景を知ってもらうようにしましょう。

そうすると、「あっ、この人ってこういう人なんだ」と女の子はあなたを理解する判断材料をもらえて、初対面の男性に対して多少の警戒を解き、相手に安心できるようになるのです。こういった女の子と男性の基本的な心構えの違いを理解して、自分に関する基本情報をオープンにすると、2回目に会う約束をすることや、自分からの連絡に返事がくる可能性は高まると思います。

また、もし2回目に会う約束ができたなら、もっと女の子の安心感を得るために、「急に都合が悪くなったとか、何かあったら連絡して」と自分の携帯電話番号を知らせる。約束をして待ち合わせする時間は、まだ明るい時間帯にする。なるべく周囲に人がたくさんいる場所で待ち合わせをするなど、女の子を安心させる気遣いをみせてあげるとさらに「やさしい人」と思われること請け合いです。

男性のみなさんには、女の子の心配な気持ち、警戒してしまう乙女心を理解して、やさしく、気遣いのあるところをみせてあげてほしいなと思います。それができると、2回目の約束、メールに返信がぐんぐん近づいてくるはずですから。

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酒井冬雪です。女の子に警戒心を少しずつ解いてもらったら、次の段階として、相手の興味や関心のあるポイント、彼女が行きたがっているお店、興味のある場所の話を聞き出して、そこに「行ってみよう」と誘ってみるといいと思います。では、またね。