気温が高くなってきた日は、つけ麺をすすりたくなる! そんな時には、麺にとことんこだわった学芸大学の「麺やすする」がおすすめ。店舗は、学芸大学だけでなく、水道橋にありますよ。
見た目が、まるで“刺し盛り”みたい。盛り付け方が斬新だけど、とにかく麺が美味しかった。つやつやな麺は、あの三河屋製麺と共同開発したそう。店内にも“つけ麺のおいしいすすり方”の方法が書いてあり、最後まで至福のつけ麺をすすれました。
■つけ麺専門店の本気! 細部まで、こだわりを感じながら麺をすする!
東急東横線学芸大学駅から徒歩数分。暑かったこともあり、どうしてもつけ麺が食べたい!以前、インスタで見かけてから気になっていた「麺やすする」へ。
さて、「麺やすする」の店構えは、とても立派。麺を提供していることが一目瞭然。店外に見えるようなモニターまで設置してありました。
足早に入店すると、先客がちらほら。内装はカウンター席だけではなく、テーブル席もあり、かなり落ち着いて麺をすすれそうな感じ。
メニューは、つけ麺がメイン。“特製”という単語に弱い筆者のため、「特製濃厚魚介つけ麺」をオーダー。お子様つけ麺もメニューにあるのが、とっても良心的! お子さんもパパもママも「麺やすする」であれば安心して麺をすすれますね!
ちなみに、平日の夕方に訪問したため、家族連れというよりは一人で来ている人が多い印象。あと宅配! オーダーの音がひっきりなしに鳴っていました。
カウンター席からは厨房が良く見えます。
宅配つけ麺を用意していたり、麺を茹でていたり……あ、三河屋製麺のコンテナ発見。中には、噂の三河屋製麺と共同開発した麺が入っているのか。あー、早く食べたい!
■それぞれの素材が引き立つ“刺し盛り”なつけ麺
つけ麺はラーメンより待ち時間が長いと言われていますが、意外とはやくカウンターに置いてもらえました。
思わず、3度見……!
きれーいに盛り付けられています。まるで“刺し盛り”に使いそうなお皿。カウンター上から、筆者の目の前まで運ぶのに片手でお皿を持つと、手がカタカタと震えてしまう。それくらい重いお皿でした。
盛り付けられている素材をそれぞれ見ると……
・麺は、麺線が整えられていて、つやつや
・チャーシューはかなり大ぶり。チャーシューの下には、ネギがひいてあり、チャーシューの存在感を際立たせます。角煮チャーシューは、ソーキソバに入ってそうなくらいトロトロに煮込まれてそう。
・卵は、既に半分に割ってくれている。写真に卵は不可欠ですよね!
スープは、レンゲの上に魚粉がのっています。THE魚介豚骨といった見た目。さぁ、このスープに麺をひたして、麺をすすろう!
と思ったのですが、“つけ麺のおいしいすすり方”が目にとまりました。そういえば、まずは麺をそのまますするんでした。
麺リフトをしてよくわかる。麺のつるつる具合とコシがありそうな感じ。ひと口すすってみると……
シンプルに美味しい。小麦の風味と、トッピングの柚子の香りが相まって、麺本来の味を堪能。食感は見た目どおり、のど越しが良く、心地よい歯ごたえ。うどんに近い気もするけど、でもやっぱりつけ麺の麺です。うどんだったら、このスープに浸しても、微妙な気がするので!
さぁ、麺をスープにひたして思いっきりすすりますよ。 しっかりと麺が魚介豚骨スープにからみます。つけ麺の力強い麺に負けないくらい、スープも存在感あり! 誰もが好きな魚介豚骨スープには鶏・豚・魚介の旨味が凝縮されています。
チャーシューは2種類。まずは、炙りチャーシューの方から。このチャーシューは間違いなく、おつまみとしても需要がありそう。ネギと食べると、とにかくハマる。
もう1つのチャーシュは角煮チャーシュー。ラフテーを連想させるようなチャーシュー。箸を入れると、すぐにチャーシューが切れるような柔らかさ。こちらも最高。
危うく全部完食しそうでしたが、忘れずに味変をしないと! どうしても気になっている卓上調味料があったんです。それは、“奇跡のラー油”。
ネーミングも気になりすぎていました。スープに、“奇跡のラー油”を2杯入れた後、その中に麺をドボン。
麺をすすってびっくり、美味しすぎる! スープが、まろやかな辛さも兼ね備えた感じ。 魚介豚骨はなんとなく七味のイメージがあったのですが、筆者のつけ麺常識をひっくり返されました。
“奇跡”のラー油は、ゴマ・花山椒・にんにくがオリジナルで調合されているみたい。まさに、“奇跡のラー油”は配合自体、そして魚介豚骨スープとの相性が良すぎることも“奇跡”ですね。
最後に、つけ麺の醍醐味の割スープ。卓上の割スープの出汁を入れて、スープを完飲。もともとのスープはわりと濃いめだったことも忘れ、あっという間に割スープを飲み干してしまう。
看板のとおり、至福の一杯、最後まで美味しく麺をすすれました。ごちそうさまです。