洗濯物を守るはずの洗濯ネットに、いつの間にか広がる黒いカビ。何度洗っても落ちず、「もう捨てるしかないのかな」と悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、しばらく使っていなかった洗濯ネットで検証。カビが付着した洗濯ネットを酸素系漂白剤「オキシクリーン」でオキシ漬けし、カビの落ち方を検証してみました。「できれば買い替えずにきれいにしたい」という方も、ぜひ参考にしてください。

黒カビがとれない洗濯ネット、オキシ漬けを試してみる

毎日のように使う洗濯ネットは、便利な反面、長く使っているうちに黒カビが発生しやすいアイテムでもあります。全体からするとわずかな汚れですが、一度カビが付いてしまうと、普通に洗濯するだけではなかなか落ちません。

  • “捨て時”に迷って放置していた洗濯ネットの黒カビに、「オキシ漬け」は効くのか?

    黒カビを落としたい洗濯ネット

我が家にも、黒カビがとれずに困っていた洗濯ネットが2枚ありました。洗濯物に使うのはためらわれ、気づけばしばらく出番のない状態に。

「もう使わないし処分するしかない」と思いつつも、捨ててしまう前に「もしかしたらオキシクリーンできれいにできるかもしれない」と考え、オキシ漬けを試してみることにしました。

洗濯ネットのオキシ漬けに用意したもの

今回は、洗濯ネットの黒カビ落ちを検証するため、以下のアイテムを準備しました。

・きれいにしたい洗濯ネット(2枚)
・オキシクリーン
・45℃のお湯
・洗い桶
・泡立て器
・ビニール手袋

泡立て器は、オキシクリーンを溶かしたお湯をかき混ぜる際に使用しますが、菜箸などで代用しても問題ありません。なお、オキシクリーンを素手で触ると、刺激によって肌荒れしてしまうことがあります。肌を守るため、必ずビニール手袋やゴム手袋を着用しましょう。

ファスナー付近に多い洗濯ネットの黒カビ

まずは、オキシ漬け前の洗濯ネットの状態を見てみましょう。1枚目の洗濯ネットは、サイズは小さく網目がやや大きいタイプのものです。

  • ファスナー付近に黒カビが見られる

    ファスナー付近に黒カビが見られる

網目部分には黒カビ汚れは見られませんが、布地がやや厚いピンクのファスナー付近には、ポツポツと黒カビが付着していました。

  • 布が重なった部分も黒カビが

    布が重なった部分も黒カビが

また、裏側で布が重なっている部分にも黒カビが見られました。布が厚く重なり合うことで乾きにくく、水分が残りやすいのかもしれません。

  • ファスナーの間も黒くなっている

    ファスナーの間も黒くなっている

2枚目の洗濯ネットは、先ほどのものよりも大きいサイズで、網目は小さいタイプです。サイズが大きい分、黒カビが目立つような気がしますし、1枚目よりもファスナーの間に多くの黒カビが発生していました。

  • ファスナー下にも黒カビが多い

    ファスナー下にも黒カビが多い

また、裏側のファスナー下で布が重なり合っている部分にも、やはり黒カビが付着していました。

  • ゴムの部分にも黒ずみがある

    ゴムの部分にも黒ずみがある

さらに、ゴム部分にも多少の黒ずみが見られました。ここまでカビが付着した洗濯ネットは処分するべきかもしれませんが、オキシ漬けでどこまできれいになるのか、さっそく検証していきたいと思います。

今回の検証では、普段使っている容量8リットルの洗い桶に、約50℃のお湯を6リットルほど入れました。オキシクリーンに適したお湯の温度は40〜60℃のため、今回はその中間にあたる温度です。

オキシクリーンの使用量の目安は、4リットルのお湯に対してキャップ1杯です。今回はキャップ1杯半をお湯に入れ、泡立て器でしっかりとかき混ぜました。

カビ汚れが気になる部分がしっかりオキシ溶液に浸かるよう、洗濯ネットを入れてしばらく放置します。洗濯ネットは生地が薄いため、浸け置き時間は長くしすぎないほうがよさそうです。

  • 黒カビが付着している部分をオキシ溶液によく浸ける

    黒カビが付着している部分をオキシ溶液によく浸ける

処分する可能性もあるものですが、生地へのダメージを避けるため、今回はやや短めの約30分を目安に浸け置きすることにしました。

洗濯ネットの黒カビはきれいになっている?

30分が経過しました。2枚の洗濯ネットをお湯から引き上げ、汚れの落ち具合を確認していきます。

  • 【結果】30分「オキシ漬け」した洗濯ネット。汚れの落ち具合の結果は?

    オキシ前の状態と変わらないように見える

こちらはサイズが小さく、網目が大きめの洗濯ネットです。見た限りでは、黒カビの状態はオキシ漬け前とほとんど変わっていないように見えます。

  • 黒カビは薄くならず検証前と変わらない

    黒カビは薄くならず検証前と変わらない

裏側の黒カビも残ったままでした。完全にきれいにならなくても、多少は薄くなるかもしれないと期待していましたが、結果としては検証前とほぼ変わらない状態でした。

  • ファスナーの間の黒カビもそのまま

    ファスナーの間の黒カビもそのまま

こちらはサイズが大きめの洗濯ネットです。ファスナーの間に付いた黒カビも、やはり落ちていません。

  • 毛羽立ちも増えた印象

    毛羽立ちも増えた印象

洗濯ネット裏側のファスナー付近にあった黒カビも、やはり残ったままでした。さらに、オキシ漬け後は洗濯ネット全体がやや毛羽立ったように感じます。浸け置き時間を短めにしましたが、漂白剤の刺激で生地が傷んでしまったのかもしれません。

  • ゴム部分も黒ずみが残った

    ゴム部分も黒ずみが残った

ゴム部分の黒ずみも残ったままです。どうやら長年の黒カビは、汚れというより染色のように繊維に定着してしまっているようです。さまざまな汚れを落としてくれたオキシクリーンですが、洗濯ネットの頑固な黒カビに対しては、十分な効果を発揮しませんでした。

黒カビが落ちない洗濯ネットは買い替えがベスト

「捨てる前に一度試してみよう」という気持ちで行った今回の検証でしたが、やはり長期間落ちなかった黒カビが付いた洗濯ネットは、買い替えるのがベストだと感じました。

洗濯ネットは100円ショップでも比較的丈夫なものが手に入ります。どうしても落ちないカビ汚れがある場合、無理にオキシクリーンやほかの洗剤でお手入れを続けるよりも、買い替えたほうが経済的なケースも多いでしょう。

また、今回オキシ漬けを行ったことで、生地に毛羽立ちが見られました。仮に、さらに漂白力の強い塩素系漂白剤などを使用した場合、今回以上に生地を傷めてしまう可能性も考えられます。

「黒カビが落ちない洗濯ネットがあり、処分しようか迷っている」という方は、ぜひ今回の検証を参考にしてみてください。