食べることは生きる上で欠かせないこと。ですが、現代人は必要以上の栄養を取り込んで、食べることが逆に不健康を招いているケースは少なくありません。「月曜断食」を提唱する関口賢さんがアップデートした最新版の、誰でも簡単に痩せて健康になれるメソッドを紹介する書籍「10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活」(日本文芸社)から、一部を抜粋してご紹介します。

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痩せられない人の特徴とは

不摂生をしていても、健康診断でオールAをもらえるのは30代まで。40代や50代になると健康診断の結果にBやCの文字、あるいは、要指導、要再検査などの文字が散見されるようになり、そのときになってようやく自身の健康問題と正面から向き合うようになっていく方がほとんどです。

僕の鍼灸院にやってくる方も、30代までは見た目をよくしたいなど美容目的でダイエットに取り組む方が圧倒的に多いのですが、40代以降になると、健康上の理由からダイエットに取り組む方も増えていきます。

患者さんと話をする中で、

「医者に痩せなさいと言われてるんだけど、どれも続かなくて」
「糖尿予備軍と言われたんだけど、何をしても効果が出ない」

そんな声をよく聞きます。医者は「健康のために痩せてね」とは言うけれど、肝心の痩せ方を教えてくれないことが多いため、多くの人が“簡単に痩せられる”情報を求めてさまよっているうちに何が本当にいいのかわからなくなってしまい、ダイエット難民になっているように感じます。

長期的な視点を持って体を根本から変えていこうと考える人は少なく、とにかく痩せさえすればすべてうまくいく、健康になると信じてすぐに効果が出そうな方法を片っ端から試ていくうちに、体のバランスをどんどん崩し、健康からより遠ざかってしまう人が少なくないという印象です。

健康のために痩せようと思って努力してきたのに、かえって不健康になってしまう、こんなに悲しいことはありません。

僕はよく患者さんに、

「自分の健康は、自分の管理下に置いておけるようにしましょう」

と声をかけます。 「あれが効きそう」 「これがいいらしい」などとたくさんの情報に触れることは決して悪いことではありません。飲むだけ、つけるだけで痩せると聞いたら、誰だって試したくなるものです。

しかし、健康を自分の管理下に置いておくためには、見聞きした情報が「自分にとって必要かつ効果的か」を考えて精査するという工程が絶対に欠かせません。人生100年時代、最後まで身の回りのことは自分でできるくらいの健康は維持したいと誰もが考えることでしょう。そこをゴールとするならば、今の自分は何をすればいいのか。目の前の魅力的な情報は、その目標に照らし合わせたときに最適解なのかどうかを考えるのです。

といっても、正しい方法を知ればしっかり痩せて健康になり、「これが正解だったんだ」とわかるはず。その気づきが『一生太らない生活』に繋がっていくのです。


本連載は、 「10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活」より、一部を抜粋してご紹介しています。

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「10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活」(日本文芸社)
著者:関口賢

若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなく、生活習慣病などの病気に発展したり、最終的には寝たきりになってしまうかも。本書は、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者が、お金も時間もかからず、週1回夜に断食をするだけでダイエット効果があり、驚くほど体調もよくなって、健康診断の数値も改善し、痩せた後も食事量が勝手に正常化されてしっかり体型や体調をキープできる「週1ずぼら夜断食」を紹介しています。Amazon楽天ブックスで好評発売中。
日本文芸社 公式サイトhttps://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b626890.html