「投資を始めたいけれど、なかなか勉強できない」「老後の生活が心配」「家計簿がどうしても続かない」──そんな“お金の悩み”を抱えている方に試してほしいのが“風水”。環境を整えることで気の流れを良くし、金運を引き寄せる。『一生お金に困らない開運術 金運龍神風水』(日本文芸社)より、それが風水の考え方。2万5千人以上を鑑定してきた風水師による「お金に愛される環境づくり」のヒントの一部を、試し読みでご紹介します。
選択肢が増えているお墓はどうするのが良い?
古代風水の起源は、お墓(墳墓)のつくり方からはじまりました。仏教伝来前の中国では、少数民族それぞれに信仰があり、祖霊崇拝の思想が主流でした。 「先祖供養をきちんとすれば、末代まで永続的に繁栄する」という思想が根づいており、お墓づくりはとても重要とされていたのです。
のちに、陰宅風水は日本で墓相として広まります。お墓の向きや形や色などによって運気に変化が出るといわれ、流派もいくつかあるようです。しかし、元の陰宅風水は地理・地勢を重視したものとなります。
一般的にお墓は亡くなった後、または亡くなることが予測された状況から購入することが多いと思いますが、中国では、皇帝や王様が地位についたらすぐに良い地理・地勢を探してお墓をつくり始めます。
縁起が悪いと思われるかもしれませんが、陰宅風水を行うことで、生きているうちに紡がれる縁や、運が高まるとされています。それをもってして陽宅風水や家相が活かされるのです。
お墓は五行では「土」です。土は「金」を生じることから、風水的に良いお墓をつくることはお金を生み出す、金運アップにつながります。また、残された家族が出世し、繁栄することにも影響します。陰宅風水・墓相も学んでおくと、運気向上につながるというわけです。
四神相応地にある
家同様に、お墓もまた四神相応地を選ぶことをおすすめします。北に山、南には海や湖や池、西には広い道路や並木道、それから小さい山や小高い丘、東には道路があるか、清流が流れている地形が理想的です。
水場の墓地は避ける
五行の土は水を汚すことから、土と水の相性は悪く、混じり合うと泥と化してしまいます。湿地や水害が起こりやすい場所に、お墓や墓園は適していません。
土葬が最も良い
日本は国土の狭さから火葬が主で、昨今は樹木葬や散骨葬、宇宙葬など、墓石を建てない自然葬を望む人も増えています。風水思想では土葬が最も良いとされ、遺体は火葬せずに、そのまま土に還ることが自然とされていました。日本国内では土葬はできても、場所が限られるようです。土葬の次に良いのは、火葬後の土葬となります。
墓形は奇抜な形状を避け、色は白系が◎
墓石の石質はすべて同質なものにし、墓形はハート形や星形などの奇抜な形状は避けてください。四角や円形であれば問題ありません。石の色に関しては、白御影石が最も良い色です。
南、東、東南を向いている
お墓の背後はできるだけ北側がいいので、お墓の向きは自然と南側になります。太陽が昇る東や東南も良く、次の命の誕生を意味します。太陽が沈んでいく西側には向けないようにしましょう。
埋葬の日時
お墓に入る埋葬日は、その人の出生日と同じぐらい重要です。これは、故人の生年月日、没年月日を用いて導き出しますので、気になる方は命術を扱える専門家に相談してみるのもいいでしょう。
古代に起源を持つ風水が、これからの時代にすべて通用するとも限りません。軸はぶれさせずに、時勢や風土、私たちのライフスタイルの変化に合わせて、進化させていくことが大切だと私は考えています。
→✅『人生が変わる! 住んでイイ家ヤバい家』新しいお家開運術の一覧はこちら
『一生お金に困らない開運術 金運龍神風水』(日本文芸社)
著者:愛新覚羅ゆうはん
投資や節約を頑張ってもお金が貯まらない──その原因は「環境」にあるのかも? 風水鑑定歴25年以上・鑑定実績2万5千人超の著者が、金運を呼び込む環境づくりについて具体的に解説。お金が自然と巡る人の共通点、中国富裕層に伝わる風水の考え方、そして誰にでもできる“金運を整える習慣”を、豊富な実例とともに紹介する風水本。Amazonや楽天ブックスで好評発売中です。✅公式サイト