ハイスペ男子総合研究所 所長のしのです。

この連載では、平均年収5,000万円のハイスペック男子の生態・恋愛観・結婚観をリサーチするハイスペ総研が、皆さまからの質問にお答えする形で、彼らに直接聞いたハイスペック男子の落とし方をレポートします。

今回お答えするご質問は、こちら。

夫婦生活の中で怒りを感じた時の乗り切り方が知りたいです(39歳/愛知県)

2人で生活していると、価値観の違いなどから怒りを感じてしまうことは誰にでもありますよね。私自身にも、あります。私がパートナーに対して怒りを感じてしまった時に気を付けているポイントが2つありますので、まずはそちらからお話しさせていただきますね!

1つ目は、自分の感情をすっきりさせるために、相手にぶつけないことです。「怒りの感情を発散させる」目的で相手に怒りをぶつけてしまうと、過剰に傷つける言葉を発してしまいかねません。

「必要以上に相手を傷つける言葉を言ってしまいそうだな」と思ったら、1度その場を離れるなどして気持ちを落ち着かせてから、気持ちを伝えるように心掛けています。

このようなアドバイスには、「夫婦なのに、そんなに我慢してなくてはいけないのですか?」というお声をいただくこともありますが、夫婦とはいえ、元は他人同士ですし、大切な人間関係の1つです。

例えば、大切な同性の友人に対して同じ行動を取るかといえば、取らない方の方が多いでしょう。それを考えてみると、パートナーに感情をそのままぶつけてしまうのは、「パートナーであれば許してもらえるだろう」という甘えの気持ちからきているのかもしれませんね。

2つ目のポイントは、「夫婦がどうありたいか」を考えてから話し合うようにしている点です。例えば、「2人で仲良くいたい」などというゴールを再確認してから話すようにしています。 この部分を忘れてしまうと、「怒りの気持ちをスッキリさせたい」「私が正しいと思わせたい」というような、本来の目的とは違うコミュニケーションを取ってしまう可能性が高くなります。 ですから、「夫婦2人でどうありたいのか」という目的を忘れずにコミュニケーションを取ることを大切にしています。

他にも、私の運営する婚活塾などで、同じように「パートナーに怒りを感じた」というご相談をいただいた際にお答えしていることをシェアさせていただきますね。

私がよくお伝えしているアドバイスは、「怒りは、自分の望み通りにいかない時に発生する感情ですが、その期待値や希望は明確な言葉にして相手に伝えていますか?」というものです。

「普通はこうするものだろう」という“常識”は誰しも持っていると思いますが、そもそも世の中には自分とは違う人間しかいませんので、自分にとっては当たり前であっても、相手にとってはそうではないケースは多々あります。

そのように、あなたにとっての常識と相手の常識がずれているケースや、伝えたつもりでも相手が理解していないケースもあります。

怒りにつながった出来事において、「本当はどうして欲しかったのか」が、相手に伝わっているのかを確認してみましょう。

逆の立場で想像して欲しいのですが、そもそも言われていないことや知らないことに対して「どうしてこうしないんだ!」と怒られてもびっくりしますし、悲しいですよね。 そもそも希望が相手に伝わっているかどうかに注目すると、怒りやケンカが原因で関係を壊さずに済みますよ。

そのうえで、本音を話すことは大事ですから、事前に自分の希望を伝えたり、相手の立場から見て相手はどう感じているのかを忘れずに素直な気持ちを伝えたりして、良い関係を築いていってくださいね。

目的を忘れてしまうと人間関係は簡単に壊れてしまいます。どんな関係でいたいのか、どんな2人でいたいかを考えてから、夫婦間でのコミュニケーションを取るのがおすすめですよ。 参考になれば幸いです!