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一昔前は、外国人が日本に持つイメージといえば、忍者や侍でした。そんなふうに私たちもほかの国に対して誤ったイメージを持っていることがあるはず。そこで、外国の人20人に、「日本人が誤解していると思う外国のイメージ」について聞いてみました。
■ブラジル
「ブラジル人は陽気だと思っていること。陽気に見せている人ほど裏があると思ったほうが良い」(ブラジル/女性/50代前半)
ブラジルのサンバやカーニバルを見て、陽気なイメージを持つ日本人が多いんでしょうね。でも、陽気に見せている人ほど裏があるっていうのも、ちょっと怖いかも。
■アメリカ
「ほとんどの日本人がアメリカ人はハンバーガーをよく食べていると誤解しているようです。実際に、アメリカはファストフードからグルメまで、幅広い料理があります。しかも、ファストフードを絶対食べない人もいます」(アメリカ/男性/30代前半)
日本人も毎日おすしばかり食べているわけではないというのと同じことなのに、ドラマや映画のイメージなのか、そういう印象を持っている人は多いですね。
■ネパール
「毎日カレーばかり食べていると思われていること」(ネパール/男性/40代前半)
日本人は、外国の食事情に対して誤解していることが多いかもしれません。
■フランス
「治安がいいという誤解。泥棒とか怪しい人がいっぱいいて、一般的なフランス人さえ用心します。大事な物をしっかり持って、バッグから離れなくて、夜の9時から出掛けたり、散歩したりすることを遠慮します」(フランス/男性/20代後半)
観光客も多いし、日本人も多く訪れているので、そこまで怖い印象はありませんでした。特に夜の外出は注意しなきゃいけませんね。
■スウェーデン
「『いつも寒くて、いつも雪あるでしょう?』と聞かれますが、スウェーデンは夏もありますので、30℃になります。大きな国だから雪は北の方に毎年降りますけど、ほかのところではあまり降りません」(スウェーデン/男性/30代後半)
北ヨーロッパに位置しているので、寒そうな印象を持ってしまうんでしょうね。日本では、北というと寒いイメージを持つ人が多いですから。
■ドイツ
「ドイツは夢のようなエコ先進国と思う人が日本人には多いのかもしれませんが、実際のところは日本と比べても、車の運転人口が非常に多いです(高速道路が無料であることも関係しているのか)」(ドイツ/男性/30代後半)
雑誌などで、ドイツのエコ生活を見習いましょうという特集が組まれたりしています。少なくとも日本よりは取り組みが進んでいそう……というのも間違ったイメージ?
■イラン
「地理的な場所や言語がわからないことです。名前が似ているのでよくイラクと間違われると思います。また、『国にいる家族は大丈夫ですか?』とよく日本人に聞かれ、『平和です』と答えたら驚くのです。あと中東にあるぐらいは知っていますが実際どこにあるか、隣の国は何かまで分かりません。6割の人々はアラブの国と間違って、言語もアラビア語と思っているのです」(イラン/女性/20代後半)
■中国
「イメージとして、まだ人民服を着たままの毛沢東時代の国だと思われている」(中国/女性/30代後半)
日本史の歴史で習う印象が強いのかもしれませんね。
■韓国
「女の人はみんな整形手術をしてると思われること。多いのは事実だが、皆が皆ということでもない」(韓国/女性/30代後半)
一時期メディアなどで取り上げられたので、そのイメージが残っているのかもしれませんね。でも、韓国の美容意識の高さはすごいですよね。
■インドネシア
「母国のインドネシアの人はみんなイスラム教徒と誤解されること。イスラム教徒は8割以上で、残りはキリスト教、仏教、ヒンズーの信者です」(インドネシア/男性/40代後半)
言われてみると確かに、誤解していたかも……ということが多々ありました。その国の本当の姿を知るためには、実際に行ってどんな国なのか確かめたり、その国の人と話してみたりするのがいいかもしれませんね。もしかしたら、誤った認識ばかりで驚かれるかもしれませんけど。
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