缶詰博士の黒川氏が定期的に巡回しているというカルディコーヒーファーム。独自に開発した缶詰のほか、輸入缶詰のセレクトにも魅力があるそうです。
「このメキシコ産のチリコンカン缶も良かったなァ。これで作ったトルティーヤが素朴でおいしかった」
中南米風のデザインがいいね
いつもの東京・豊洲のカルディコーヒーファーム。缶詰コーナーを眺めていると、いきなり目に飛び込んできたのがこの缶詰だった。
南国の陽光を思わせる暖色ベースに、中南米風の書体で「CHILI(チリ)」と描かれている。料理見本の画像もウマそうだ。
(チリコンカンだな。海外では定番の缶詰だけど、日本では意外と売ってないんだよな)
そんなことを考えていたら、いつの間にかその缶詰がカゴに入っており、いつの間にかレジで支払いを済ませていた。人気商品がたびたび売り切れになるのがカルディというもの。ゆえにそんな行動が身についてしまったらしい。
中身が素朴でいいね
家に戻ってさっそく開缶! 表面はトマトソースの海になっているが、その下には豆とひき肉が埋まっているはずだ。
原材料を見ると、赤インゲン豆や豚肉、調味料などが書かれていて、添加物は香料だけ。
チリコンカンはジャンキーなイメージがあるけど、実は食材と調味料を組み合わせただけの素朴な食べ物なのだ。それは缶詰になっても同じなのであります。
豆の柔らかさがいいね
フォークで掘り起こすと、トマトソースの下から赤インゲン豆と豚ひき肉が出てきた。赤インゲン豆はとても柔らかく、食べる前からねっとり食感であることが分かる。これがチリコンカンには欠かせない。
全体から漂うのは、トマトの甘酸っぱそうな匂いと赤インゲン豆の香ばしさ、それとマイルドなスパイスの匂いである。
それはインド料理のように複雑なものではなく、コンビニの店内に漂っているような、慣れ親しんだ匂いである。
穏やかな味付けがいいね
かくのごとし。トルティーヤ(デルソーレのフワラートルティーヤがお気に入り)にキャベツ、トマト、イタリアンパセリなどあり合わせの野菜を乗せ、チリコンカンを盛りつけて巻いた。調味料は不使用であります。
匂いから想像していた通り、このメキシコのチリコンカン缶はトマトの甘酸っぱい味が際立っている。
米国産のチリコンカン缶にはもっと肉のうまみを際立たせたものがあるけど(含まれる肉の量も多い)、それよりもずっと穏やか、かつヘルシーな印象であります。
缶詰情報
カルディコーヒーファーム/メキシチョイス チリコンカン 220g 429円
同店舗やECサイトで購入可