手早くお昼を済ませたい人にとって、冷凍うどんは心強い味方です。電子レンジでも熱湯でも調理でき、それでいてモチモチした歯応えが味わえます。

缶詰博士の黒川氏も、常に冷凍のさぬきうどんをストックしているそうです。

「具にはもちろん缶詰がオススメ。どんな種類でもおいしくなるけど、このあいだ試した牛そぼろ缶が良かった。カレー味なので箸が止まらないんです!」

→これまでのお話はこちら

  • 伊藤食品/あいこちゃん ご飯にかける牛カルビそぼろカレー味 60g 12缶で2,380円(1缶約198円)

    伊藤食品/あいこちゃん ご飯にかける牛カルビそぼろカレー味 60g 12缶で2,380円(1缶約198円)

予想外の出来事

今回紹介するのは、伊藤食品が4月に発売した「あいこちゃん ご飯にかける牛カルビそぼろカレー味」であります。

同社はツナ缶やサバ缶などの魚介缶で知られているけど、近年は肉缶も充実していて、昨年は同じ牛カルビを使った「ご飯にかける牛カルビそぼろ 焼肉味」を発売している(紹介した記事はこちら)

どちらも"ご飯にかける"と謳っている通り、白飯との相性が抜群なはずだが、今回のカレー味では予想外の出来事があった。それは一体なにか?

  • 牛カルビそぼろカレー味の内観(常温のまま開缶)

    牛カルビそぼろカレー味の内観(常温のまま開缶)

懐かしい匂い

試食をするときには、まず開缶して中の様子を観察するのがいつものやり方である。表面の様子をさっと確認し、続いて匂いを嗅ぐのだが、ここで予想外の出来事"その1"があった。

カレーの匂いを嗅いだ瞬缶(瞬間)、下町のそば屋を思い出したのだ。それは昨今流行のスパイシーなカレーではなく、もっと心の深い部分に語りかけてくるような、あの懐かしいカレーうどん(そば)の匂いであります。

  • そぼろの様子

    そぼろの様子

白飯が飛ぶ

中身をフォークですくってみると、そぼろの合間にニンジンが混ざっているのが見えた。我が家のカレーも同じようにニンジンを入れることが多く、それだけで親近感を憶える。 それはともかく、すくった分をひと口食べたときに、予想外の出来事"その2"が起こった。味付けが甘いのだ。スパイスの風味はちゃんとあるけど、それよりも後を引くような甘さがあり、それが分かった途端に白飯という観念が吹っ飛んだ。これは絶対うどんに合う!

  • そば屋のカレーうどん風に

    そば屋のカレーうどん風に

めんつゆ使用で2食分

炊いた白飯はそのままにして、急いで冷凍のさぬきうどんを取り出した。

水を張った鍋を強火にかけ、沸騰するのを待つあいだに冷蔵庫からパック入り九条ネギと生卵を取り出す。別に急ぐ必要はないんだけど、なぜか気が急いてしょうがない。

そんなこんなで出来上がった牛カルビそぼろカレー味のうどんは、じつにウマかった。甘い味付けがそば屋のカレーうどん風なのだ。

また、うどんにはめんつゆをかけてあったから、そば屋風味わいはさらにUP。その分、缶詰の使用量も1/2缶で済んだため、2食分を作ることが出来た。いろいろと満足できる試食でありました。

缶詰情報
伊藤食品/あいこちゃん ご飯にかける牛カルビそぼろカレー味 60g 12缶2,380円(1缶約198円)
同社の直販サイトなどで購入可