ADHD当事者で2児の母でもあるモンズースーさんが、ADHDの方の生活などを架空のOL・水谷真帆を通じて描く4コマ漫画連載「私もADHD! 」。今回は「体中のあざ」に関するお話です。

物との距離感をつかむことが苦手な人も

ADHDの方の中には、物と自分との距離がうまく把握できず、よくぶつかる方もいるようです。

私もよくぶつけます。最も多いのがデスクに座っていて立ち上がるとき、何度も机にぶつけることです。そのため、太ももはあざだらけで、夏でも半ズボンはあまりはきません。あとはローテーブルに足をぶつけたり、車に乗るときはよく頭をぶつけたりしてしまいます。

小さい子の場合、ぶつけてしまった怒りを抑制できず、他人や物に当たる子もいるようです。決してほめられた行動ではありませんが、このやり場のない悔しさや気持ちはわかる気がします。

※本作品は筆者の体験談を元に描いています。ただ、同じADHDでもその特性は人により異なりますので、すべてのADHDの方に作品で紹介した特性が当てはまるわけではありません。また、同じ特性の方全員がADHDというわけでもありません

筆者プロフィール: モンズースー

ADHD当事者で発達障害グレーゾーンの兄弟の母。子どもたちとの日常などをコミックエッセイで描いたブログ「生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした」を随時更新中。2016年5月にコミックエッセイ「生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした」をKADOKAWAより上梓。