微妙な判定となったエンバペのボックス内での接触プレー[写真]=Getty Images

 レアル・マドリードのアルバロ・アルベロア監督は、痛恨のドローに終わったジローナ戦における試合終盤の判定に不満を示した。クラブ公式サイトが指揮官の会見コメントを伝えている。

 レアル・マドリードは10日、サンティアゴ・ベルナベウで行われたラ・リーガ第31節でジローナと対戦。リーグ前節でマジョルカに、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグでバイエルンにいずれも1-2で敗戦を喫していたなか、この試合では公式戦3試合ぶりの白星を目指した。

 ゴールレスで折り返した後半序盤にMFフェデリコ・バルベルデのゴールで先制に成功したが、10数分後にMFトマ・レマルにゴラッソを決められて1-1の振り出しに戻される。その後は、相手を押し込んで攻勢を仕掛けたが、最後まで2点目を奪うことができなかった。

 この結果、公式戦3試合未勝利となったチームは、翌日にエスパニョールとのバルセロナ・ダービーを戦う首位のバルセロナの結果次第で勝ち点差を「9」に広げられる可能性が出てきた。

 同試合後、アルベロア監督は消化不良の一戦をこう振り返った。

「最高のパフォーマンスではなかったものの、勝てたはずだという気持ちで試合を終えた。あれだけのチャンスを作り、ジローナにほとんど決定機を与えなかった。選手たちのパフォーマンスを考えれば、もっと多くのゴールを決めるチャンスがあったはずだったが、それが実現せず、引き分けに終わった」

「我々としては、特に守備を固めてスペースをほとんど与えず、攻撃もあまりしてこないチームに対して、チーム全体として多くの点を改善しなければならない。これは我々がまだ苦戦している点であり、個々の才能よりもチーム全体のパフォーマンスの問題だと考えている」

 内容面に関しては真摯に改善点を語った指揮官だったが、試合終盤の判定に対する質問に対しては不満を露わにした。

 後半終盤にFWキリアン・エンバペがボックス内で仕掛けた際に体を前に入れたDFヴィトール・レイスの左手がエンバペの顎付近に接触し、エンバペはピッチに倒れ込んでファウルを主張。前半にはエンバペが同様のプレーでオフェンスファウルを取られたシーンもあり、PKの可能性は十分にあり得たが、主審とVAR担当はいずれもノーファウルと判断した。

 これに対して、アルベロア監督は「私にとっては、明白なプレーだった」と判定への不満を示した。

「私にとってはここがどこであろうが、PKだ。VARは都合の良い時に使われ、そうでない時は使われないのだろう。今回の件は、私の考えをさらに強固にするものだ。審判に関しては、これまで何度も問題があった。今回の件も、先週のマジョルカでの件も…いつものことだ」

 このドローによってラ・リーガでの逆転優勝は非常に厳しいものとなったが、レアルは可能性がある限り最後まで戦い続ける。

「(リーグ制覇は無理か?)ノーだ。それが決まるまでは、戦い続ける。そして、もしいつか負けてしまったとしても、すべての試合でエンブレムを守り、最高のパフォーマンスを発揮する以外に選択肢はない。ここはレアル・マドリードだ。最後の最後まで戦い抜かなければならない」

 同じく厳しい戦いが待ち受ける週明けのバイエルンとのリターンマッチに向けて指揮官は全力を尽くし、逆転での突破を目指す。

「水曜日の試合に集中し、必要な努力と準備に全力を注ぐ。ファーストレグよりもずっと時間があり、試合の内容を徹底的に分析し、うまくいかなかった点を修正できる。うまくいった点をさらに磨き上げ、強化することで、相手にダメージを与えられる方法を探る。水曜日の試合は自分たちの試合だとわかっている。その点は明確だ。ドイツに乗り込み、勝利への強い決意を持って、全力を尽くすつもりだ」

【ハイライト動画】ドローに終わったレアルvsジローナ