
日本初開催となる88risingのブランドフェス「HEAD IN THE CLOUDS Music & Arts Festival in TOKYO」が、いよいよ今週末3月28日(土)・29日(日)に迫ってきた。
88risingとは、アメリカを拠点にアジアンカルチャーを世界に発信するメディアプラットフォーム兼レーベルで、アジアにルーツのあるアーティストを中心としたフェス「HEAD IN THE CLOUDS」を2018年にスタートさせた。これまでロサンゼルスやニューヨークの他、インドネシア、フィリピン、中国などアジアでも開催され、この春、東京に初上陸。
2019年秋に88risingの日本初ライブ(出演:Rich Brian、Higher Brothers、AUGUST 08、KOHH)を開催したクリエイティブマンが、88risingとタッグを組んで日本初開催へと至る。
BE:FIRSTやちゃんみな等、日本のメイン級アクトの紹介は前回の記事を参照いただき、本記事では、注目の海外勢を深堀りする。

◎初日・3月28日(土)

初日は、韓国で最も旬な若手ガールグループのKiiiKiii(キキ)が見逃せない。まさに今韓国で大ヒット中の「404 (New Era)」が、同フェスで日本初パフォーマンスとなる。
KiiiKiiiはIVEの妹分として昨年3月にデビュー。1月にリリースしたEP『Delulu Pack』のリード曲「404 (New Era)」は、UKハウスをベースにしたクラブ音楽的なサウンドで、韓国主要音楽チャートで首位を席巻。米ビルボードの「グローバル200」にもチャートインし、現在も韓国チャート上位でロングヒット中だ。今月24日でデビュー1周年を迎え、自身最高のヒット曲を携えてステージに立つ。

早耳の音楽リスナーにとって必見の1組が、初来日となるインドネシアのno na(ノナ)だ。インドネシア初のグローバルポップ・ガールズグループとして88risingより昨年5月にデビュー。最新曲「work」は、インドネシアの伝統音楽・ガムランにインスパイアされたリズムと、重厚なドラムビートをエネルギッシュに響かせ、グループ史上最も激しいダンスナンバーで、観る者にもパワーを与えてくれる。
no naの制作陣は、アメリカの有名アーティストを手がけたプロデューサーや、K-POPを多数手がける作家や振付師など、アメリカの敏腕クリエイター達が名を連ねる。楽曲やMVにインドネシアの文化を散りばめ、メンバーたちのルーツを国際音楽のフォーマットへ落とし込んでいるのが88risingならではの面白さだ。
◎2日目・3月29日(日)

2日目は、韓国ヒップホップシーンのトップランナーJay Park(ジェイ・パーク)と、彼がプロデュースするボーイズ第一号のLNGSHOT(ロングショット)が同じステージに登場。韓国系アメリカ人のJay Parkは、LAの「HEAD IN THE CLOUDS」への出演をはじめ88risingと縁が深く、日本でも単独公演やイベント出演を複数行ってきた実績がある。そんな彼が手がけるLNGSHOTは、今年1月にデビューしたばかりのヒップホップ系グループで、今回の「HEAD IN THE CLOUDS TOKYO」が初来日となる。
デビュー曲「Moonwalkin」は特に欧米で人気を伸ばしており、米ビルボードが”2月のK-POP新人賞”に選出。Jay Parkの音楽性を受け継ぎながらメンバー自ら楽曲やクリエイティブにも参加。今回の来日では、師弟でどんなコラボを見せてくれるのか楽しみだ。ちなみに最年少(15歳)のルイは、変声期の真っ最中。クールな楽曲の中で幼さが残る生歌を耳にできるのは今だけではないだろうか。

同じく2日目に出演、韓国のシンガーソングライターBIBI(ビビ)も今回が初来日。R&Bを基軸とした88risingからのリリース曲「The Weekend」をはじめ、攻撃的な「悪い女」、妖艶な「Animal Farm」など、BIBIといえば攻撃的でダークな楽曲の印象が強かったが、2024年に発表した「栗ようかん(Bam Yang Gang)」は朴訥なメロディと愛らしい歌詞で、老若男女に愛される国民的ヒット曲に。昨年発表のアルバムでは感覚的なメロディと歌詞の楽曲がならび、音楽性の幅をより広げたことから、「HEAD IN THE CLOUDS TOKYO」のステージではハードなR&Bからポップな和み曲まで、彼女の多彩な表情を堪能できそうだ。
88risingの常連勢は、88の顔的存在でもあるインドネシア出身のラッパーRich Brian(リッチ・ブライアン)が、冒頭に記した2019年の88rising日本初公演以来の来日。アメリカ出身シンガーソングライターのMAX(マックス)は2020年1月のワンマン公演ぶりで、抜群のパフォーマンスで世界を舞台に活躍するタイ出身ラッパーのMILLI(ミリ)は、2023年のサマソニ初出演を経て昨年春のタイフェス関連イベント以来となる。彼ら常連組と合わせて、新たな出演の機会を得たアーティストたちとの交流やコラボにも期待したい。
旬の海外アーティストを一気に楽しめるのと同時に、ここから世界へ拡散してゆく日本アーティストたちの出発点を目撃できるのが「HEAD IN THE CLOUDS TOKYO」だ。音楽フリークならば是非ともチェックしておきたい。
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HEAD IN THE CLOUDS Music & Arts Festival in TOKYO 2026
2026年3月28日(土)・29日(日)千葉・幕張メッセ
OPEN 11:00 / START 12:30
公式サイト:https://hitcfestival.jp/
チケット詳細:https://hitcfestival.jp/ticket/
〈出演〉
3月28日(土)
BE:FIRST / RICH BRIAN / MAX / HANA / KiiiKiii / Ayumu Imazu / no na
3月29日(日)
ちゃんみな / AI / JAY PARK x LNGSHOT / Kvi Baba / BIBI / MILLI