ジョン・レノン「伝説のコンサート」が最新技術で甦る 映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC』

ジョン・レノンがザ・ビートルズ解散後に行った唯一のフルコンサートを収めた映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC』が、2026年4月29日より世界同時劇場公開される。日本語字幕付きの予告編と、ドルビーアトモス上映を含む劇場情報が公開された。

本作は、1972年8月30日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたチャリティ公演「ワン・トゥ・ワン・コンサート」を記録した作品だ。知的・発達障がいを持つ子供たちのために行われたこのステージには、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、プラスティック・オノ・バンド、エレファンツ・メモリーのほか、スティーヴィー・ワンダーら豪華ゲストが参加。延べ4万人の観客を動員した伝説のライブとして知られている。

映像は20年の歳月をかけて一コマずつ手作業で修復された。ショーン・オノ・レノンがプロデュースを務め、グラミー賞受賞チームがレストア・再編集・リミックスを敢行。192kHz/24bitのハイレゾ音源や5.1chサラウンド、さらにドルビーアトモス版など、現代の最高峰の音響技術で没入感のある体験を提供する。

製作を務めたショーン・オノ・レノンは、「父が話したり動いたりしている姿を見るのは、言葉にできないほど特別なこと」とコメント。本作の制作について「見たことも聞いたこともない断片に出会えることは、父と過ごす時間をもう少しだけ与えてもらったような、とても深い意味がある」と、亡き父への想いを寄せている。

4月29日より通常版が全国18劇場で上映されるほか、4月30日・5月7日の2日間限定で、全国12劇場でのドルビーアトモス上映も決定している。

『パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC』

2026年4月29日(水・祝)〜TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ なんば ほか公開

監督:サイモン・ヒルトン

製作: ショーン・オノ・レノン、ピーター・ウォースリー

出演: ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、プラスティック・オノ・バンド、エレファンツ・メモリー、スティーヴィー・ワンダー ほか

上映時間:81分(予定)

鑑賞料金:一律3,000円

(ドルビーアトモスなど特別なスクリーンでは追加料金がある場合がございます)

公式サイト: https://www.culture-ville.jp/powertothepeople

COMMENTS

■ジョン・レノン(NME 1972年)

「マディソン・スクエア・ガーデンでのギグは、キャヴァーンやハンブルク時代以来と言っていいくらい最高に楽しかった。ビートルズが本当に夢中で演奏していた頃とまったく同じ感覚だったんだ」

■オノ・ヨーコ(『Power To The People』ボックスセット序文より)

「ワン・トゥ・ワン・コンサート」は、私たちの草の根的な政治活動の試みでした。そこには、ジョンと私が強く信じていた「平和と啓発のためのロック」が体現されていました。そして、このマディソン・スクエア・ガーデンでのステージが、ジョンと私が共に行った最後のコンサートとなりました。Imagine Peace. Peace is Power. Power To The People!(平和を想像して。平和こそが力。人々に力を!)

■ショーン・オノ・レノン

「このコンサートは、父の最後のコンサートだったので、僕の心の中で伝説的な存在でした。父がレスポールを弾いていたので、僕もレスポールが欲しくなったのを覚えています。

父がツアーに出る計画を立てながらも叶わなかった今、僕たちに残されているのはこのコンサート映像だけです。だからこそ、この作品に携われたことに深く感謝しています。

僕はこのコンサートを本当に美しいと思っています。70年代初頭、音楽がより洗練されていく中で、父はパンクの到来を予見するかのように、原点に戻って、生の、本能的なロックンロールへと立ち返ろうとしていました。それは非常にクールで、時代の流れに逆らった試みでした。

僕にとって、父が話したり動いたりしている姿を見るのは、言葉にできないほど特別なことです。誰もが知っている限られたイメージの中で育ってきた僕にとって、見たことも聞いたこともない断片に出会えることは、父と過ごす時間をもう少しだけ与えてもらったような、とても深い意味があるのです。」

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