![町野修斗が抱える想い[写真]=クラブ提供](index_images/index.jpg)
ボルシアMGに所属する日本代表FW町野修斗がオンライン取材に応じ、新天地でのここまでのシーズンを振り返るとともに、FIFAワールドカップ2026への思いを語った。
2022年のカタールW杯のメンバーに滑り込んだ町野だったが、本大会では出番なく終了。翌2023年には湘南ベルマーレから2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のホルシュタイン・キールへと完全移籍を果たし、活躍の場をドイツへと移した。履正社高校から横浜F・マリノスへと入団した町野だったが、プロ入り後は厳しさも味わうことに。それでもギラヴァンツ北九州での武者修行で力をつけると、湘南で花開くこととなった。
ドイツに渡ってもキールでは2部を戦い1部昇格の原動力となると、2024ー25シーズンは初のブンデスリーガで11ゴールを記録。しかし、大きな期待を寄せられて加入したボルシアMGではベンチスタートがメインとなっており、今季のブンデスリーガではここまで25試合に出場するも先発はわずかに7試合と苦しいシーズンを過ごしている。
町野は「ワールドカップがなかったら何度も挫けそうになっているような難しいシーズンですけど、ワールドカップという大きな目標にモチベーションを上げてもらっている。そのおかげでポジティブに物事を捉えられているので、助けられています」とコメント。6月に控えるFIFAワールドカップ2026が、自身のメンタルを支え、難しいシーズンを挫けずに過ごせている要因だと明かした。
ドイツ3年目で環境を変えた町野はデュッセルドルフに在住。日本人も多く暮らしており、日本食や食材も手に入りやすいため「ストレスなく生活できている」とコメント。「キールではサーモンかマグロくらいしか見なかったですけど、ハマチ、ブリ、イカとか種類が豊富です」と語り、チームメイトでもある高井幸大ともよく日本食を食べに行くと明かし、ピッチ外では非常に安定して過ごせているようだ。
一方で変化しないのは「ハングリー精神」とのこと。「もっと上に行きたいっていう思いをまだまだ持っているので、そこは変わってないです」と語り、町野らしくユーモアも交えながら「100億稼いで、ワールドカップ優勝して、チャンピオンズリーグ優勝したら……満たしてくれるんじゃないですか(笑)」とコメント。「体が動く限りは」と、自身の目標を達成するまではハングリー精神は消えないと口にした。
それでも現実は厳しい状況。途中出場が続いている中で意識することについて町野は「前半であったり後半の最初であったり、試合をよく見て「どこにスペースが空きがちなのか」とか、「相手がどうプレスに来て、どこが少し遅れて出てくるか」とか。そういったところを見ながら、自分がピッチに出た時のイメージを持ちつつ、ピッチの中で再確認しながら、というのは意識してやってます」とコメント。「もちろんスタートから出たいという思いを持ちながら、日々『どうしたら出られるのか』を考えています。サブになったりという感情の起伏もある中で戦っていますが…最近取り組んでいるのは、守備の時の戻りであったり、スピード。そこはかなり(監督から)求められている印象があります。それ以外ではポストプレーであったり、得点は取れてないですけどボックスに入っていくところは示せてると思うので。今は、守備から攻撃に切り替わった時のスピード感を意識してやってます。監督からも『良くなっているよ』と言われているので、継続したいです」と、挫けずにアピールを続けて結果を残すことへ意欲を燃やしていた。
取材協力=ブンデスリーガ
取材・文=菅野剛史(サッカーキング編集部)
写真=ボルシアMG提供