![トリンコンは攻守の中核としてスポルティングの逆転劇に貢献 [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
スポルティングは17日、チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグでボデ/グリムトを5-0で破った。この結果、2戦合計スコアは5-3となり、スポルティングが大逆転で準々決勝へ進出。試合後、ポルトガル代表FWフランシスコ・トリンコンが、ポルトガルのスポーツ専門チャンネル『Sport TV』を通して、試合を振り返った。
敵地で行われたファーストレグで0-3と完敗を喫したスポルティングは、奇跡の逆転を目指して本拠地『エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ』に帰還。日本代表MF守田英正がスターティングメンバーに名を連ねた一戦は、序盤からホームチームがゴールへの勢いを見せたものの、均衡は破れずに時計の針が進む。
それでも34分、セットプレーからポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオがヘディングシュートを叩き込み、スポルティングが反撃の狼煙を上げると、後半に入った61分には同代表FWペドロ・ゴンサウヴェスもゴールネットを揺らし、2戦合計スコアは1点差まで縮まる。終盤に入った78分には、相手のハンドによって得たPKを、コロンビア代表FWルイス・スアレスが落ち着いて沈め、スポルティングは遂に3点ビハインドから追いつくことに成功した。
スポルティングはさらに迫力を出しながらも、90分間で仕留め切ることはできず、試合は延長戦に突入したが、逆転まで多くの時間は必要なかった。延長前半の92分、ゴール前でトリンコンの落としを呼び込んだウルグアイ代表DFマクシミリアーノ・アラウホが、左足でゴールネットを揺らす。遂にスポルティングが前に出ると、延長後半アディショルタイムには同FWラファエル・ネルにもゴールが生まれ、セカンドレグは5-0で終了。2戦合計スコア5-3で、スポルティングがベスト8入りを果たした。
同試合のPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には、トリンコンが選ばれた。UEFA(欧州サッカー連盟)のテクニカル・オブザーバー・パネルは、「彼はこの日のスポルティングにおける真のプレイメーカーであり、司令塔だった。卓越した技術と優れた視野を兼ね備えており、チームは彼のラストパスと判断を中心に動き回る。ボールを持っていない時でも、広いエリアをカバーする責任あるプレーを見せ、無失点で試合を進める上で必要不可欠な役割を担った。両ボックスでの活躍は完璧で、決勝点のアシストも記録した。この試合で最も影響力のある選手だった」と、ゴールこそなかったものの、大逆転劇の中心となったトリンコンの活躍を評価した。
そのトリンコンは試合後、自身がPOTMに輝いたことを祝福されたものの、「重要なのはチームの勝利だ」と返答。その上で、「ファーストレグの僕らに欠けていた強度、勢い、そしてエネルギーを今日は発揮できた」と試合内容への手応えを口にしただけでなく、ファーストレグを踏まえ、「プレスの強度を適切に調整した。より激しく、その上で効果的にプレスをかける必要があったし、これまでとは異なるエネルギーを見せられたと思う。彼らのプレースタイルについては、事前から警告を受けていたんだ」と、試合に臨む上でチーム全体が重視していたポイントを明かした。
また、「監督も、僕ら選手も、そしてファンも、常に信じていた」とトリンコン。「僕らは開始1分から逆転を信じていたし、監督も僕らに実現可能だと思わせてくれた。ファンも試合を通して、逆転のために必要なエネルギーを僕らに与えてくれた。合の時間が経つにつれ、自分たちの中に逆転ができる確かな実感が出てきたんだ」と、スポルティングにかかわる人々は3点ビハインドであろうとも、逆転を諦めていなかったと主張した。
スポルティングは前身大会のチャンピオンズカップ時代だと、1982-83シーズンに準々決勝まで駒を進めたことはあるものの、大会名称がチャンピオンズリーグに変更された1992-1993シーズン以降に限定すると、これが初の準々決勝進出となっている。大逆転劇と、クラブの歴史に名を刻むベスト8入りを受けて、トリンコンは「僕らは歴史的な偉業を成し遂げた」と胸を張った。
準々決勝ファーストレグは2026年4月7日もしくは8日に、セカンドレグは4月14日もしくは15日の開催。スポルティングはアーセナルと対戦する。
【ハイライト動画】スポルティングがホームで大逆転