「脳の老化」を防ぐ最強の習慣――茂木健一郎が勧める「老化」を遅らせるコツとは?
脳科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 当番組のスピンオフ番組「茂木健一郎のポジティブ脳教室」を、TOKYO FMがお送りするポッドキャストポータルサイト「TOKYO FM ポッドキャスト」で配信中! リスナーの皆様から寄せられたお悩みに、茂木が脳科学的視点から回答して「ポジティブな考え方」を伝授していきます。

今回の配信では、「加齢による脳の衰え」に関する相談に、茂木が脳科学の知見からアドバイスを送りました。

パーソナリティの茂木健一郎

<リスナーからの質問>

加齢とともに、自身のあらゆる面での衰えを感じる昨今です。それに少しでも抗えるような、脳が健やかに成長できる手段があれば、ぜひご教示いただけないでしょうか。

<茂木の回答>

脳の加齢を少しでも遅らせるアンチエイジングの習慣としては、例えば「定期的に運動する」「新しいことに挑戦してドーパミンを出す」といったことが挙げられます。ドーパミンは脳内の物質で、これが分泌されると脳の回路が強化されるのです。

あるいは「友人との絆を深める」など、さまざまなポイントがあるのですが、実はそのすべてが「友人としっかり雑談し、お付き合いをする」という行動の中に集約されています。

というのも、友人がいれば「どこかへ行きましょう」とか「このスポーツをやりませんか?」といった、体を動かすきっかけが得られますよね。また、友人から「今度この映画を見に行かない?」「新しいお店ができたから行ってみよう」と誘われることで、新しいことに挑戦する機会も増えます。これらは、脳内のドーパミンを増やす大きなきっかけになるのです。

そしてもちろん、友人と一緒に過ごすと心が安らぎます。脳内には「共感回路」があるのですが、友人との交流はこの回路を通して、感情や記憶の回路を活性化させる働きを強めてくれます。

つまり、友人との絆を改めて大切にし、一緒に雑談したり出かけたりすることを心がけるだけで、アンチエイジングの総合的な処方箋ができあがるわけです。

「脳にいい習慣」と言われるものはたくさんあり、「すべてを実行するのは大変だ」と感じてしまうかもしれません。しかし、友人付き合いを気楽に楽しむことこそが、脳の衰えを遅らせ、若々しい脳を作るために一番大切な習慣となります。ぜひ、身近なご友人を大切になさってください。

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音声版「茂木健一郎のポジティブ脳教室」

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<番組情報>

番組名:茂木健一郎のポジティブ脳教室

配信日時:毎週土曜 22:30配信(予定)

パーソナリティ:茂木健一郎

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dreamheart/