CHINTAIは3月12日、賃貸物件の設備・条件に関する意識調査の結果を発表した。調査は2026年1月23日~1月30日、一人暮らし経験のある10代~30代の男女967名を対象にインターネットで行われた。
お部屋探しの際にこだわった設備・条件
お部屋探しの際にこだわった設備・条件として「バス・トイレ別」(58.6%)が最も多く、半数以上が"必須条件"として挙げていることがわかった。次いで「独立洗面台」(32.9%)、「収納」(29.1%)、「モニター付きインターホン」(29.1%)などが続き、生活の快適性や防犯面に関する設備が上位を占めた。
また、「オートロック」(28.7%)や「温水洗浄便座」(24.7%)、「宅配ボックス」(24.2%)など、防犯性や利便性を高める設備も一定の支持を集めており、設備の充実度が物件選びの判断材料のひとつとなっている実態がうかがえる。
一方で、「南向き」(21.8%)や「追い焚き機能」(20.7%)、「浴室乾燥」(20.5%)など、"あると便利""なんとなく安心"といったイメージ先行で選ばれやすい条件も一定数存在している。
恩恵を感じなかった設備・条件
お部屋探しの際にこだわったものの、実際にはあまり恩恵を感じなかった設備・条件として、最も多く挙げられたのは「南向き」だった。続いて、「バス・トイレ別」「追い焚き機能」「浴室乾燥」など、一般的に人気の高い設備も上位に挙がる結果となった。
こだわった設備・条件に恩恵を感じなかった理由
こだわった設備・条件にも関わらず、恩恵を感じなかった理由としては「生活スタイルに合わなかった」が42.3%で最多の理由に。次いで「想像より使う頻度が少なかった」(31.9%)、「他の方法で十分代用できた」(30.3%)という理由が寄せられたことから、"設備・条件と自分の暮らしとの相性"が設備・条件に対して価値を感じるかに影響を与えていることがわかった。
さらに自由回答では、設備・条件を使わずに「工夫した点」「他の方法で代用したこと」についても複数のアイディアが寄せられている。
例えば「2口コンロ」を使わなかった人からは、「卓上コンロで十分だったなと思いました」「IHクッキングヒーターの代用で十分でした」「コンロが2口なくても、電子レンジ調理で代用できました」「電子レンジ調理やスーパーのお惣菜で問題なかったです」といった声が挙がった。
また「追い焚き」を使わなかった人からは、「毎回お風呂を入れる方が経済的によかったです」「追い焚きをしないで、お風呂が沸いたらすぐに入るようにしました」といった声が寄せられている。
3人に1人が「設備にこだわりすぎた」と回答
実際に住んでから「設備にこだわりすぎた」と感じたことがあるかを尋ねたところ、「よくある」(11.0%)、「たまにある」(24.9%)を合わせて、約3人に1人がそう感じた経験があると回答した。
一方で、「あまりない」(34.8%)、「全くない」(29.4%)と回答した人も6割以上を占めており、設備へのこだわりに対する実感には個人差があることがわかる。
設備を緩めることで感じられたメリット
設備や条件のこだわりをゆるめたことで得られたメリットについては、「家賃が安くなった」(29.9%)が最も多い結果となった。次いで、「広さに満足できた」(21.6%)、「駅近など別の条件を優先できた」(21.5%)が続いている。
また、「希望エリアに住めた」(15.3%)との回答も見られ、設備・条件を見直すことで住まいの選択肢が広がったケースがあることがうかがえる。




