入学、入社、転勤、引っ越しなど、4月から新生活を始める人も多いでしょう。初めての一人暮らしに挑戦するというケースも少なくありません。
理想の部屋に住みたいと思っても、予算や通勤・通学距離、駅からの距離、駐車場の有無などを考慮すると、100%満足のいく物件に出会えるとは限らないのが現実です。
マイナビニュースが会員を対象に行ったアンケートでは、76%が「一人暮らしの経験がある」と回答。そのうち46%が「部屋が狭い」と感じていたことがわかりました。
そこで今回は、「どのエリアを狭いと感じたのか」「どんな不便があったのか」「どう工夫していたのか」を詳しく聞きました。
もうちょっと広かったらと感じる場所ランキング
一人暮らしの部屋で、どの部分が狭いと感じていたのか聞いたところ、以下の結果となりました(複数回答可)。
1位:リビング・居室 (57.1%)
2位:お風呂・ユニットバス (51.4%)
3位:収納スペース (50.5%)
4位:キッチン (39.0%)
5位:トイレ (31.4%)
6位:玄関 (29.5%)
7位:洗面所 (20.0%)
最も不満が多かったのはリビング・居室でした。続いて、お風呂や収納スペース、キッチンといった生活動線に直結する場所が並びます。
リビングが狭いと物が置けず、収納が少ないと物があふれる……。そんなジレンマを感じていた人も多いようです。そこで先輩たちに、どんな対策をしていたのか聞いてみました。
・「大きな家具を置かない」(47歳/男性/京都府)
・「最低限のものしか置かないようにした」(46歳/男性/埼玉県)
・「レンタルトランクルームを借りて使わないものを保管した」(45歳/男性/東京都)
・「実家に物を送付して保管」(47歳/女性/埼玉県)
・「特にお風呂が狭かったので、銭湯を利用していました」(43歳/女性/青森県)
物を増やさない、外部サービスを活用するなど、「部屋に置く物そのものを減らす」という発想が多く見られました。
狭い部屋の不便さを減らすためにできることは?
狭い部屋で不便と感じたポイントは、主に以下の5つでした。
✅「物の置き場が足りない」
✅「動線が窮屈で移動しづらい」
✅「料理や身支度の作業スペースが足りない」
✅「収納が少なくて片付かない」
✅「来客を呼びづらい」
それぞれの悩みと対策を見ていきましょう。
「物の置き場が足りない」場合の対策
・「立体的にものを置くようにする」(34歳/男性/兵庫県)
・「メタルラックを多用して収納を増やした」(49歳/男性/埼玉県)
・「ハイタイプのベッドを使って下のスペースを使っていた」(48歳/男性/静岡県)
・「ロフトを活用して収納スペースを確保した」(46歳/男性/岐阜県)
・「ソファベッドにしてスペースを確保した」(42歳/女性/兵庫県)
キーワードは「立体活用」。縦の空間を使う、家具を兼用にするなど、平面ではなく高さを意識した工夫が目立ちました。
「収納が少なくて片付かない」場合の対策
・「天井の空きスペースに収納を作った」(38歳/男性/東京都)
・「収納スペースを2段に区切って使ってました」(43歳/男性/静岡県)
・「壁や押入れに棚を作って収納した」(45歳/男性/北海道)
・「突っぱり棒や突っぱり棚を使って置く場所を増やしました」(35歳/男性/広島県)
・「収納スペースに収まるように服は買ったら前のは処分するようにして増やさないようにした」(44歳/女性/大阪府)
・「自作でサイズの合う家具を作る」(42歳/男性/東京都)
多かったのは「足りないなら増やす」という発想です。既存の空間を区切る、棚を足す、突っぱり棒を使うなど、小さな工夫で収納量は増やせます。
「動線が窮屈で移動しづらい」場合の対策
・「できるだけ身の回りの物を減らしてスペースを確保した」(42歳/男性/福井県)
・「作業机を置かず家で作業しない」(25歳/男性/神奈川県)
・「ベットではなく布団にした」(49歳/女性/山形県)
・「すべて隅によせて物を置く」(48歳/男性/埼玉県)
・「机の周りに収納スペースを集中させた」(36歳/女性/神奈川県)
・「移動距離を減らすために、テレビやベッドやテーブルの位置を近付けて過ごしていました」(49歳/男性/東京都)
動線改善のポイントは「選択と集中」。家具を減らす、布団に替える、配置をまとめるなど、移動のしやすさを最優先にする工夫が見られました。
「料理や身支度の作業スペースが足りない」場合の対策
・「シンクの上に置けるくらいの大きなまな板で作業スペースを確保していた」(37歳/女性/埼玉県)
・「キッチン回りに突っ張り棒を置いてツールなどはすべて吊るす収納にした」(29歳/男性/大阪府)
・「届きやすいところにものをおく」(34歳/女性/京都府)
・「食器類はすべてかさねられるものにした」(37歳/女性/埼玉県)
・「片手で全てものがとれるように配置した」(44歳/男性/神奈川県)
・「食器は紙コップと紙皿を使っていました」(42歳/男性/群馬県)
限られた空間でも、使い方次第で作業効率は変えられます。吊るす、重ねる、配置を工夫するなど、「動きやすさ」を軸にした対策が多く挙がりました。
「来客を呼びづらい」場合の対策
・「照明を工夫することも大事にしていました。天井の明かりだけでなく、間接照明や暖色のライトを使うと、同じ部屋でもかなりリラックスできる空間になります」(45歳/男性/東京都)
・「部屋が広く見えるよう家具は白い物にしてる」(48歳/女性/北海道)
・「荷物を極力置かず生活感の無い部屋にした」(47歳/男性/広島県)
・「部屋をよく掃除して清潔にする」(37歳/男性/兵庫県)
・「照明は暖色系をメインに、間接照明も活用してリラックスできる雰囲気に。観葉植物で緑を取り入れ、アロマで香りも楽しみました。掃除は毎日少しずつ行い、清潔さをキープ」(26歳/女性/東京都)
広さそのものは変えられなくても、「見せ方」は変えられます。照明や色味、清潔感を意識することで、印象は大きく変わるようです。
狭い部屋も、工夫次第で自分らしい空間に
今回の調査で多く見られたのは、「物の持ち方や置き方を見直す」という工夫でした。狭い部屋で快適に暮らすためには、やみくもに増やすのではなく、空間をどう使うかを考えることがポイントのようです。
そのうえで、収納グッズや隙間家具、縦の空間を活用できるアイテムなどを取り入れることで、限られたスペースでも効率よく整えることができます。照明や小物を工夫すれば、同じ広さでも印象は大きく変わります。
「部屋が狭いから」とあきらめるのではなく、自分の暮らしに合ったアイテムを選び、空間をアップデートしていくことが大切です。これから一人暮らしを始める人は、ぜひ先輩たちの工夫をヒントに、快適な空間づくりに挑戦してみてください。
調査対象 :20~49歳の社会人男女
調査期間 :2026年2月10日~13日
調査方法 :マイナビニュース会員に対するWEBアンケート
有効回答 :300名


