2月7日、宿泊体験棟を併設するという画期的な住宅展示場「アイメッセいわき」が、福島県いわき市で新たにオープンしました。従来のハウジングプラザとは異なるロードサイド型として誕生した同展示場に、さっそく子どもと一緒に訪問してみました。

  • 福島県いわき市で宿泊体験もできる新型住宅展示場をオープン

    福島県いわき市で宿泊体験もできる新型住宅展示場をオープン

福島県いわき市に「アイメッセいわき」誕生

アイ工務店の「アイメッセいわき」は、東日本大震災の影響で大きく変化した地域の住宅需要に応えるために誕生した、新しい形の住宅展示場です。周辺にショッピングモールや郊外型大型店舗が並ぶロードサイドに位置し、家族のお買い物ついでに立ち寄れる新施設となります。

最大の特長は二棟のうち一棟が宿泊体験棟となっていること。見学だけではなかなか実感できない機密性能や防音性能、住み心地や使い勝手をじっくりと体験することができます。子どもと一緒に、さっそく見学に行ってみました。

宿泊体験ができるA棟はまるで秘密基地

宿泊体験ができるA棟は、平屋ながらも立体感と奥行きを感じる1.5階建て。延床面積は116.34平方メートル(35.19坪)となり、回遊動線の間取りが特徴です。

  • アイメッセいわき・A棟の間取り図

    アイメッセいわき・A棟の間取り図

中に入ってまず驚いたのが、その暖かさ……東北の2月の冷え込みを逃れ、ほっとできる瞬間でした。「エアコンだけでこれだけ暖かいものなんだな」と思っていたら、来訪時は暖房をOFFにした状態だそうで、2度目の驚きです。

約26帖のリビングダイニングは勾配天井で開放感たっぷり。大きな窓から明るい光が差し込みます。ペニンシュラキッチンは清潔感があり熱に強いセラミック天板を採用、大容量のフロントオープン型の食洗機が取り付けられていました。

  •  勾配天井で解放感を演出したリビングダイニング

    勾配天井で解放感を演出したリビングダイニング

  • 料理をしながら家族と会話できるペニンシュラキッチン

    料理をしながら家族と会話できるペニンシュラキッチン

回遊動線には、主寝室、書斎、トイレ、バスルームなどが並びます。サニタリールームにガスが引かれており、あこがれのガス衣類乾燥機も利用OK。1.5階部分の下に設けられているのはハーフ収納。アイデア次第でさまざまな使い方ができそうです。

  • 回遊動線には主寝室、書斎、トイレ、バスルームが並ぶ

    回遊動線には主寝室、書斎、トイレ、バスルームが並ぶ

  • いろいろな使い方が考えられる、階段下の空間を活かしたハーフ収納

    いろいろな使い方が考えられる、階段下の空間を活かしたハーフ収納

階段を上ると、子ども部屋を想定した6.5帖のスキップフロアがあります。室内窓からはリビングを一望でき、親子が安心できるポイント。ロフトがあるのも子どもはよろこびそうです。

  • 子ども部屋を想定したスキップフロア。リビングに面した窓も用意

    子ども部屋を想定したスキップフロア。リビングに面した窓も用意

収納や動線にこだわったホテルライクなB棟

ホテルライクな2階建てのB棟は全体の約半分が展示、残りがテクノロジーコーナーや事務室などになっており、延床面積は292.15平方メートル(88.37坪)です。

  • アイメッセいわき・B棟の間取り図

    アイメッセいわき・B棟の間取り図

一階は約26帖のリビングダイニング、6帖の和室、ファミリークローゼット、バスルーム、サニタリールームという配置。大きな特徴は空間を贅沢に使ったアイランドキッチン。リビング・ダイニングどちらからも気軽にインナーテラスに出ることができ、バーベキューを楽しむこともできます。

  • ホテルのような内装で統一されたB棟のリビング

    ホテルのような内装で統一されたB棟のリビング

  • 家族みんなで料理を楽しめるアイランドキッチン

    家族みんなで料理を楽しめるアイランドキッチン

  • 広いインナーテラスではバーベキューを楽しむこともできます

    広いインナーテラスではバーベキューを楽しむこともできます

ランドリールームには土間付きの勝手口が設置されています。汚れて帰ってきたときは、ここで服を洗濯機に入れファミリークローゼットで着替えをしたり、バスルームへ直行することもできます。スポーツをしているお子さんやマリンスポーツを楽しむご家庭には助かる造りです。

  • ランドリールームやバスルームに直結する勝手口

    ランドリールームやバスルームに直結する勝手口

  • 勝手口の先には広い洗面台とファミリークローゼット

    勝手口の先には広い洗面台とファミリークローゼット

2階へ上がる階段の下には、ハーフ収納と半地下収納を用意。ハーフ収納は子ども用のプレイルームとしても使えそうです。半地下収納は物置やパントリーとしても使えますし、いざというときの防災用品を置いておくのも良さそうです。階段途中にあるスキップフロアにはカウンターテーブルが備え付けられており、ちょっとくつろぎたいときに便利。リビングが見渡せるのもポイントですね。

  • リビング奥には6帖和室と半地下収納

    リビング奥には6帖和室と半地下収納

  • 階段下のハーフ収納をどう使うかはアイデア次第

    階段下のハーフ収納をどう使うかはアイデア次第

  • スキップフロアにもカウンターテーブルのあるスペースを用意

    スキップフロアにもカウンターテーブルのあるスペースを用意

2階では夫婦の利用を想定した8.93帖の寝室と、子ども用を想定した6.87帖の寝室を展示。8.93帖の寝室には書斎とヌックが設けられているのが特徴です。見学された方の多くがヌックに座って空間を楽しまれるとか?

  • 書斎とヌックが設けられた8.93帖の寝室

    書斎とヌックが設けられた8.93帖の寝室

さらに階段を上ると天窓付きの屋根裏スキップフロアがあります。ここでは趣味室として楽器とともに展示されていました。なお、窓からは現場吹き付けの「硬質発泡ウレタン」施工が施された屋根裏を見ることもできます。高気密・高断熱実現の舞台裏をぜひその目で確かめてみてください。

  • 天窓付きの屋根裏スキップフロア

    天窓付きの屋根裏スキップフロア

  • 普段見ることができない硬質発泡ウレタン施工の様子を確認できます

    普段見ることができない硬質発泡ウレタン施工の様子を確認できます

テクノロジーコーナーでアイ工務店の技術に触れる

B棟の2階はテクノロジーコーナーがあり、アイ工務店が造る住宅の構造について触れることができます。普段見ることのない壁内や屋根の構造、断熱材の仕組み、トリプルガラス樹脂サッシの断面などが展示されているため、住宅の機能の違いを肌で感じられました。

  • 住宅構造や壁面、天井裏、トリプルガラス樹脂サッシの内部構造を知れるテクノロジーコーナー

    住宅構造や壁面、天井裏、トリプルガラス樹脂サッシの内部構造を知れるテクノロジーコーナー

また木材と鉄骨の違いや、発泡ウレタンが発泡する様子なども体験できます。息子は化学の実験のようにウレタンが発泡する様子に大興奮。泡が膨らんで硬質化したウレタンを不思議そうに触っていました。

  • ウレタンを発泡させる様子を見学した子どもは大興奮でした

    ウレタンを発泡させる様子を見学した子どもは大興奮でした

屋外では「アイメッセいわき」のオープンを記念したイベントも限定開催。「きかんしゃトーマスふわふわ」には子どもが大喜びで吸い込まれていきます。チェーンソーの音が響くと「チェーンソーアート」がスタート。そのライブパフォーマンスに多くの人が見惚れていました。

  • 「きかんしゃトーマスふわふわ」は子どもたちに大人気

    「きかんしゃトーマスふわふわ」は子どもたちに大人気

  • 轟音を響かせながらアートを仕上げていく「チェーンソーアート」

    轟音を響かせながらアートを仕上げていく「チェーンソーアート」

アイ工務店が住宅のスペックにこだわる理由

この「アイメッセいわき」の責任者であるアイ工務店 福島支社 郡山支店 いわき営業部 部長の丹治良友さんと、同社の広報を担当している 宣伝部 部長の川野和義さんに、新店舗開設の背景や狙い、そして顧客に向けた想いについて詳しくお聞きしてみましょう。

――いわきに新しく展示場を建設された理由をお聞かせください。

丹治さん:昨今はお客さまの行動パターンが変化し、自分で何社かを厳選し、集中的に住宅展示場を見る傾向が強くなっています。ですからロードサイドの商業施設に隣接し、気軽に入っていただける場所をずっと探してて、ちょうど見つかったのがここです。しかも、宿泊棟を同じ敷地内に設置できるという滅多にない条件が揃ったため、会社にも強く要望しました。

――お客さまが集中的に何社かを見学するようになった理由は?

丹治さん:いわき市は2011年の東日本大震災の影響を大きく受けた地域です。そして震災後には、浜通りと呼ばれる地域を初めとした周辺市町村から多くの方が避難されてきました。これによって新築の着工戸数が他の地域より多くなり、建売住宅も増加し、ハウジングプラザに来られる方が増加したためだと思います。

  • アイ工務店 福島支社 郡山支店 いわき営業部 部長 丹治良友さん

    アイ工務店 福島支社 郡山支店 いわき営業部 部長 丹治良友さん

――宿泊棟を用意された狙いについて教えてください。

丹治さん:高気密高断熱住宅は、実際に体感していただくと全く違いを感じていただけます。30分や1時間の見学でも違いは分かりますが、実際に家族で寝泊まりして生活していただくことで、どれだけ快適な生活を送れるかを身体で体感していただくことできます。

――アイ工務店のこだわりをどのように反映させていますか?

川野さん:私たちはデザインにこだわった住宅を造っておりますので、大きな開口部を設けることがあります。開口部を大きくするほど一般的に断熱性能は下がりますが、それでも十分な空調の効きを感じられるような住宅の性能を実現しております。家族のライフスタイルを考え、明るい室内、どこからでも外に出られるような開放的な空間を作りながらも、断熱性能を確保することが不可欠と考えております。

  • アイ工務店 宣伝部 部長 川野和義さん

    アイ工務店 宣伝部 部長 川野和義さん

――A棟とB棟、それぞれの特徴について教えてください。

丹治さん:当社で使用しているさまざまな商品をすべて見ていただこうということで、A棟とB棟で異なるメーカーを使用しています。例えばトリプルガラス樹脂サッシはA棟、B棟で3社の異なる商品を使用しています。内装のメーカーや色味についても、A棟はナチュラルテイスト、B棟はホテルライクなものを厳選しました。お客様の好みに合わせて選択できるよう、同じ敷地内ですぐに見比べて体感していただけることをコンセプトしています。

――最後に、アイ工務店の特徴についてお聞かせください。

川野さん: 私たちは、時代のニーズに合った住宅を「適質価格」で提供することを大切にしています。 お客様一人ひとりのご要望に加え、ライフスタイルや社会の変化も取り入れながら住まいづくりを続けてきました。その積み重ねにより、現在ではハイスペックな設備や性能を標準仕様として備えながらも、手の届く価格帯の住宅を実現しています。

この「適質価格」が実現できてるのは、住宅商品は「N-ees(ニーズ)」という商品に統一しているためです。先ほどからお話ししている断熱性能では全国で断熱等級6相当が標準で、そこまで必要ないエリアもありますが、オーバースペックであるということは、性能が十分に足りているということでもあります。私たちはこれをすべてのお客さまにご提供していることを誇りに思っていますし、当社の成長の原動力だと思っています。

アイ工務店の魅力をじっくり体験出る新施設

最新の住宅を見学できるだけでなく、その構造の仕組みを知り、体感できる「アイメッセいわき」は、発見の驚きにあふれた子どもも大喜びの住宅展示場でした。従来の展示場の概念を超えた宿泊体験型の施設は、単なる商品紹介を超え、実際の生活体験を通じた価値訴求という新しいアプローチになりそうです。

  • オープン日には、イベントの様子を見て多くの来場者が訪れていました

    オープン日には、イベントの様子を見て多くの来場者が訪れていました