後半に投入されたベルナルはバルサの中盤を蘇らせた [写真]=Icon Sport via Getty Images

 バルセロナは28日、チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第8節(最終節)で日本代表DF鈴木淳之介を擁するコペンハーゲンを4-1で破った。試合後、バルセロナを率いるハンジ・フリック監督がUEFA(欧州サッカー連盟)を通して、スペイン人MFマルク・ベルナルを称えた。

 バルセロナはリーグフェーズ前節終了時点で9位につけており、ラウンド16へストレートインするためには、是が非でも勝利が欲しい状況でコペンハーゲン戦を迎えた。しかしながら、序盤の4分にピッチ中央でのボールロストから失点すると、その後も停滞感を拭えず、1点ビハインドのまま前半を終える。

 すると、ハーフタイムにフリック監督が動く。“ピボーテ”のポジションに入っていたスペイン人DFエリック・ガルシアに代えて、ベルナルをピッチへ送り出した。バルセロナの背番号28は“リンクマン”となれるポジショニングを徹底しながら、シンプルかつ正確なプレーの数々でバルセロナの攻撃に彩りをもたらす。徐々に歯車が噛み合うと、最終的にバルセロナは4ゴールを奪い、コペンハーゲン相手に4-1と逆転勝利。リーグフェーズの5位に浮上し、ラウンド16へのストレートインを決めた。

 試合後、フリック監督は「マルク・ベルナルは途中出場で素晴らしいプレーを見せた」と発言。「トレーニングにおける彼の姿を見ているだけで、そのポテンシャルは十分に伝わるよ。卓越した技術に加え、試合をコントロールできる能力も備えている。後半の活躍は圧巻だった」と賛辞を送った。

 ベルナルは今季ここまで、公式戦での先発出場の機会はわずか3試合と、出番に恵まれない日々が続いているが、フリック監督はその理由の1つとして、「彼は重傷に見舞われた経緯があるんだ。コンディションの管理には細心の注意が必要だ」と説明。一昨年の夏に左ひざ前十字じん帯断裂および外側半月板損傷と診断され、約1年間の離脱を強いられた後のシーズンのため、出場時間を慎重に管理していることを明かした。

 そのプレースタイルだけでなく、身長は193cmと体格に恵まれていることも相まって、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツの“後継者”として期待を寄せられているベルナル。徐々にコンディションをトップフォームに戻していきながら、バルセロナで中心選手に君臨する未来を見据える。

【ハイライト動画】バルサ、後半4発でコペンハーゲンに逆転勝利