![チェルシーを退団したスターリング(写真は2024年1月のもの) [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
チェルシーは28日、イングランド人FWラヒーム・スターリングと双方合意のもと、退団することで合意したことを発表した。
スターリングは1994年12月8日生まれの現在31歳。リヴァプールのアカデミーに入団後、2012年3月にトップチームデビュー。2012-13シーズンから主力の座を掴み、公式戦通算で129試合出場23ゴール18アシストを記録した。2015年夏にはマンチェスター・シティへ完全移籍。マンチェスター・シティでも即座に不動のウインガーに定着し、公式戦通算339試合出場131ゴール73アシストを記録。4度のプレミアリーグ優勝だけでなく、1度のFAカップ、5度のEFLカップ制覇も経験した。
そして、2022年夏に4500万ポンド(約95億円)の移籍金でチェルシーに加入。2年間で公式戦通算81試合出場で19ゴール12アシストを記録したが、2024年夏に就任したエンツォ・マレスカ前監督の構想から外れ、同年夏には移籍市場最終日にアーセナルへとレンタル移籍で加入した。しかし、期待された活躍を見せることはできず、公式戦28試合出場で1ゴール5アシストを記録するにとどまり、レンタル移籍期間満了に伴い、昨季限りでアーセナルを退団した。
昨夏にチェルシーに戻ったが、引き続きマレスカ前監督の構想から外れ、昨夏の移籍市場で退団が見込まれていたものの、幼い家族とともに暮らすロンドンから離れる意思が同選手になかったこともあり、移籍先は見つからず。今季はトップチームとは別で個別に練習することを余儀なくされており、今月6日から新しく就任したリアム・ロゼニアー監督の下でも状況は変わっていなかった。
チェルシー内での最高給となる週給32万5000ポンド(約6880万円)と見られる契約を2027年6月30日まで残していることもあり、移籍先が見つからない状況が続いていたが、両者は今月中に解決策を見出そうと交渉していることが明らかになっていたなか、双方合意のもとで退団することが決まった。
チェルシーはクラブ公式サイトで「チェルシー在籍中のラヒームの貢献に感謝するとともに、今後のキャリアにおける活躍を祈っている」と声明を発表している。
これに伴い、契約期間が満了するまでスターリングが残留した場合にはチェルシーは2500万ポンド(約53億円)の損失を被る可能性があったが、イギリス紙『テレグラフ』によると、契約解除の詳細は機密事項となっているものの、チェルシーは今この形で同選手が退団することによって大幅なコスト削減に成功したという。
また、スターリングにとってもこれ以上のレンタル移籍を強く望んでおらず、安定性と安心感を最優先にして、完全移籍で新たなスタートを切りたいと考えていたことから、今後は海外も視野に入れてフリーで新天地を探すことになったようだ。