日本レストルーム工業会は1月22日、、温水洋一さんらによる温水洗浄便座愛を歌った初ラップ曲「キミ Wash」を特設サイトおよび公式YouTubeチャンネルで公開した。あわせて、「全国おしり洗い実態調査2026」の結果を発表した。調査は2025年9月29日~10月6日、自宅に温水洗浄便座が設置されている各都道府県100名、計4,700名を対象にインターネットで行われた。
温水洗浄便座を次世代へ繋ぐプロジェクト
トイレは誰にとっても必要不可欠な存在でありながら、「排泄」行為に関わることから、家族や他人と語り合う機会は意外と多くないのが現状だ。温水洗浄便座の機能や、おしりを洗うことの快適さについても話題にされることは少ない。同工業会は、温水洗浄便座を次世代へつなぐため、まだ"おしり洗い"を体験していない人に温水洗浄便座を知ってもらい、これまで語られてこなかった"おしり洗い"事情を話し合える機会を生むきっかけづくりが必要だと考え、今回の企画を実施した。
温水洋一がラッパーに!? 温水洗浄便座への愛を歌う「キミ Wash」公開
温水洗浄便座を楽しく知ってもらうため、俳優・温水洋一さんを起用。"温水"という名前の縁に加え、日本で温水洗浄便座が誕生した1964年と同じ年に生まれた"同い年"でもあることから、この特別なコラボレーションが実現した。温水さんは「温水(ON-SUI)」というMCネームで、限定HIP-"POP"ユニット「Wash feat.温水(ON-SUI)」を結成し、リードラッパーとして参画している。温水洗浄便座の魅力を伝えるとともに、これから温水洗浄便座デビューする人には"ファーストウォッシュ"のきっかけとして、またライトユーザーにはさらなる良さを知ってもらい、どんどん使ってキレイになってほしいという想いを込め、楽曲が制作された。
「Wash」メンバーのドキュメンタリー動画も同時公開
温水洗浄便座への新たな扉を開く。その瞬間を、「Wash」メンバー4名の視点から描く。様々な思いを抱えながら晴れて温水洗浄便座デビューした時のエピソードをドキュメンタリームービーとして公開。「ボタンを押すのが恐かった」「紙で拭くだけで十分だと思っていた」など、これまで温水洗浄便座デビューしていなかった"あるある"を基に、計4本の動画を制作した。
温水洗浄便座を「使用している」は79%、都道府県別1位は?
同工業会は、もう1つのプロジェクトとして、日本全国のトイレにおける"おしり洗い"の実態を各都道府県100人、計4,700人に調査した。
その結果、温水洗浄便座を「使用している」と回答した人は 全体の79.0%となった。都道府県別では、北海道(87.2%) が首位、続いて島根県(85.9%)、高知県(85.0%) が上位にランクインし、高い使用率が確認された。
また、トイレ後の自分のおしり清潔度を100点満点で自己採点してもらったところ、全国平均は67.6点。温水洗浄便座の使用有無で比較すると、使用した場合は81.5点、使用しなかった場合は53.6点と、約27.9点の開きが見られ、温水洗浄便座の使用が"おしり自己肯定感"を押し上げていることがうかがえる。
都道府県別に見ると、岐阜県が全国1位(86.0点)という結果に。また温水さんの出身地・宮崎県は全国3位(85.6点)と惜しくも1位とはならずだったが、非常に高い結果となった。
さらに温水洗浄便座使用者に洗浄後の実感を尋ねると、77.4%が「きれいになる」、59.8%が「早く汚れが落ちる」と回答。日常的に利用する人は「一度使うと使わない生活には戻れない」「すっきり気持ちがいい」「洗浄して清潔になるし、気持ち良い。長年使って習慣になっている。」といった声も多く寄せられ、多くの人が"清潔感"を実感している様子がうかがえる。
一方、普段使用しない人に温水洗浄便座を使用していない理由を聞いたところ、「必要性がわからない」「理由なし・何となく」「使い慣れていない」「どんな機能か知らないから」といった声が聞かれ、知識や体験、使用メリットを知る機会がなかったという実態がうかがえた。
おしり洗浄の手順を調査したところ、「先に温水で洗う」派が85.0%、「先に紙で拭く」派が10.7%という結果となった。世代別では、60代以上の洗浄先行派が89.3%と約9割を占めるのに対し、20代以下では洗浄先行派が68.3%、「紙先行」派が24.6%となり、20代のおしり洗浄の手順には他世代と比較するとやや異なる傾向があることが明らかになった。
また、トイレットペーパーの使い方についても世代差があり、20代以下は「折りたたみ」派が55.1%、「丸める」派が44.2%と回答が二分している一方、60代以上は「折りたたみ」派が83.3%、「丸める」派が16.6%と使い方に大きな違いがあることがわかった。また、排便後におしりを拭く回数については、温水洗浄便座を使用する場合は平均2.1回に対して、使用しない場合は平均3.4回と、約1.3回分の差があることが分かった。この回数は年間にすると約475回、人生100年時代では生涯で約47,450回に相当し、温水洗浄便座を使用することによりトイレットペーパー使用量を削減できるかもしれない。
また、「温水洗浄便座は世界に誇れる日本の文化か?」という問いに対しては、83.4%がYESと回答。人々が温水洗浄便座を日本の生活文化のひとつとして認識し、今後も大切にしていきたいと考えていることが明らかになった。














