![“古巣”の現状について語ったクロース氏 [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
レアル・マドリードOBのトニ・クロース氏が、“古巣”の現状について語った。
今年に入り、成績不振を理由にシャビ・アロンソ監督を解任するとともに、後任にアルバロ・アルベロア氏を据えたレアル・マドリード。しかし、FWヴィニシス・ジュニオールを始めとする、主力選手によるコーチ陣に対する背叛行為に加え、交代直後のコパ・デル・レイ(国王杯)でアルバセテ(セグンダ)に大金星を献上したのもあり、マドリディスタからの非難がより一層強まると、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で大ブーイングを浴びせられるまでに至った。一方、20日のチャンピオンズリーグ第7節モナコ戦に6-1と大勝したことで、緊迫かつ不穏な空気感は少しばかり弛緩している。
そんななかで、トニ・クロース氏が自身のポッドキャストにおいて、“古巣”の現状を憂いた。ここ数試合、とくに非難の的となっているヴィニシウスは「ブーイングはとても悲しかった」と吐露していたわけだが、計23タイトルを獲得したレジェンドは「サンティアゴ・ベルナベウでブーイングを受けたことがない選手は、偉大な選手とは言えない。これは、レアル・マドリードというクラブの本質だと言える。決して最良の側面ではないが、このクラブでプレーすることの意味をよく表していると思う。良くも悪くも、常にビッグネームが選ばれるのだ」と至言。ただし、「試合前からブーイングを浴びせられたら、クラブとみんなが望むこと、つまり勝利や良いプレーをやり遂げることは容易ではなくなる」とやりづらいのも確かだと明かした。
また、「チャンピオンズリーグ3連覇した翌年は悲惨だった。でもその後、チームは復活したんだ」と自身の経験談を交えつつ、クロース氏は「昨シーズンから2年連続で結果は芳しくなく、それが問題を引き起こしている。我々は、長い間勝利から遠ざかることが許されるクラブではない。監督に関する出来事や、ファンの反応を見れば明らかだろう。選手たちは、自分たちが直面する課題を理解している。それに、彼らは精神的に十分に強く、諦めずに立ち上がってこの状況を好転させられると確信している」と勘案。さらに、「私だって、カップ戦で下位カテゴリーのクラブに敗れたことはある。アヤックスに1-4で敗れた試合で、私自身もブーイングを浴びたこともある。我々の時代にも低迷した時期はあったんだ」と振り返っている。
新体制発足後最初の公式戦3試合を2勝1敗、と最低限の勝ち越しには成功したレアル・マドリード。次戦は24日のビジャレアル戦となるが、復調の兆しを確かなものにできるのだろうか。