つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道は14日、環境に配慮した持続可能な鉄道サービスの提供を目的に、QRコードを用いた「QR乗車券」を10月1日から導入すると発表した。これにともない、前日の9月30日をもって、すべての磁気乗車券を廃止する。

  • つくばエクスプレスのQR乗車券は10月1日から導入。磁気乗車券は9月30日をもって廃止する

    つくばエクスプレスのQR乗車券は10月1日から導入。磁気乗車券は9月30日をもって廃止する

自動券売機で発券する普通乗車券について、従来は磁気乗車券を自動改札機に投入する方式だったが、これをQR乗車券に置き換える。導入後、QRコードを自動改札機の読取り部にタッチして通過する方式に変更される。従来の磁気乗車券に関して、用紙に金属が含まれ、リサイクル時に磁気層の分離や廃棄を必要とする点が課題とされてきた。QR乗車券で環境負荷の低い用紙を使用することにより、環境に配慮した事業運営を進めるとしている。

磁気乗車券を改札機に投入する従来の方式は、機器の不具合による券詰まりなど起こる場合もあったが、QRコード読取り方式への変更により、改札機の構造が簡素化され、トラブル軽減にもつながるとしている。あわせて将来的な設備更新と保守の効率化も見込む。

QR乗車券導入に先立ち、3月13日をもって磁気定期乗車券と小児用回数乗車券の発売を終了。これまでに購入した磁気定期乗車券と小児用回数乗車券については、有効期間終了まで利用できる。磁気乗車券の普通乗車券をはじめ、通学用割引回数乗車券、障がい者用割引回数乗車券など、9月30日に発売を終了する。なお、10月1日以降、磁気乗車券で自動改札機を利用できなくなるため、対象となる券種は係員に提示する必要がある。新御徒町駅の都営大江戸線との乗換え専用改札については、自動改札機をすべてICカード専用改札に切り替える。