
11月22日、CVLTEが『PHOBIA SYNDROME TOUR』東京公演を渋谷・WOMBにて開催した。12月3日に配信リリースされる3rdアルバムのタイトルを冠したこのツアー。この日の公演は待望の新作を一足早く体感できる貴重な機会ということもあり、チケットは見事ソールドアウト。未発表の新曲も惜しみなく披露された。
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モノクロの市街地を映し出したオープニング映像に続いて、ゲーム『ドラッグ オン ドラグーン』のサウンドトラックをオマージュした「shinjuku syndrome.」からライブがスタート。「h2o.wav」では盟友であるフランスのバンド・TSSからMatthieu Kirby(Vo)がゲスト参加し、獰猛なスクリームでトラウマティックな楽曲に説得力を加える。『PHOBIA SYNDROME』の収録曲は、CVLTEの最大の個性とも言えるバンド編成の生演奏とシーケンス主体のエレクトロパートが織り成すコントラストがより克明だ。「I hear a sound.」ではTakuya(Gt)がアコースティック・ギターを構える新鮮なシーンも。誰もがCVLTEの紡ぐ未知なる音に真剣な面持ちで耳を傾けていた。
Photo by Leo Kosaka
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後半戦は幻想的なメロディラインが印象的な「shibuya phobia.」から幕開け。「allium.(1111)」「eoe.」などaviel kaei(Vo)の繊細な歌声にフォーカスを当てた楽曲を繋げて、内省的な世界観が提示された。曲間には息を呑むような静寂が会場を包んだ。また、初のアニメタイアップ曲である「realitYhurts.」を含む「Yシリーズ」の楽曲を続けて披露したセクションは盛り上がりが凄まじく、バンドの最新のモードがリスナーに深く浸透していることを実感できた。疾走感あふれる「bloodYhell.」でMVにも出演した羽鳥直人がスーツ姿でステージに登場し、コンテンポラリーダンスを披露すると、熱狂はピークに達した。
ライブ終盤には、観客を一斉にバウンスさせた「memento molly.」を皮切りに、「wasted times.」「scorpion.」などシンガロングを誘発するアンセミックな楽曲を畳み掛ける。ラストを飾ったのは「tokyo insomnia.」。悲痛なシャウトとブレイクの余韻を残して、セットリストは締めくくられた。アドベンチャーゲーム風の映像演出(それも、派手なものではなく荒廃した都市をキャラクターが虚ろに歩く姿がメイン)を交えて、恐怖との対峙という『PHOBIA SYNDROME』のテーマを表現しきったCVLTE。まとまったMCの時間がないなかで、avielがオーディエンスに繰り返し感謝を伝える姿も印象的だった。
Photo by Leo Kosaka
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