
小さい頃から、家庭や学校で「あいさつの大切さ」を教わってきた人は多いでしょう。ところが、大人になるにつれて、知らない人や店員さんなどに対して、あいさつを省略してしまう人が増えているように感じます。
◆あいさつは“最強のコミュニケーションツール”
銀行員として窓口を担当していた時の経験では、お金持ちのお客さまほど積極的にあいさつをされる印象がありました。
「こんにちは」「ありがとう」「またお願いね」と、いつも明るく声を掛けてくださる方が多く、ほかの窓口で手続き中でも、目が合えば会釈や笑顔を向けてくださるのです。
あいさつは、相手との距離をぐっと縮め、場の空気を和らげる“最強のコミュニケーションツール”。たった一言で、相手の印象も気持ちも変わる。その効果を、日々実感していました。
◆忙しいときこそ「お金持ち体質」と「貧乏体質」の差が出る!?
銀行には、仕事の合間など限られた時間で来店されるお客さまも多くいらっしゃいます。そんな“忙しい場面”でこそ、あいさつや声掛けの差がはっきり出るのです。
お金持ち体質の方は、たとえ待ち時間が長くなっても「ありがとう」「忙しいね」「また来るね」と温かい言葉を掛けてくださいます。
一方で、貧乏体質の方は、言葉を交わさずに通帳をひったくるように受け取ったり、不満を口にしたりすることが少なくありません。
もちろん、待たせてしまう銀行側にも責任はあります。
ですが、同じ状況でも「相手を思いやる言葉を掛けられるかどうか」で、その人の“心の余裕”が伝わってくるのです。
◆あいさつは「心のゆとり」を映すバロメーター
「あいさつをする=お金持ち体質」「あいさつをしない=貧乏体質」と単純に分けられるわけではありません。
しかし、あいさつができる人は、心にゆとりがあり、周囲を見て行動できる人でもあります。ビジネスの場でも、相手の立場を考えた一言が信頼を生み、結果的にチャンスやよい人間関係を引き寄せます。そうした積み重ねが、やがて「お金持ち体質」へとつながっていくのかもしれません。
忙しいときほど、笑顔で「ありがとう」と言ってみる。そんな小さな習慣が、あなたの運気や人間関係を変える第一歩になるはずです。
文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)
金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。
文=飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)