「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろいろな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。
今回はコクヨ入社4年目で、三重工場にて生産・製造部門で活躍する先輩にインタビュー。工場での働き方や会社の魅力、就活で意識していたことについて詳しくお話を伺いました!

・オフィス家具を中心に製造する、コクヨの三重工場勤務。
工場の設備のメンテナンスや新製品を生産するための体制を整える、などのモノづくりに関する業務を担う。
・納得のいく自己分析を経て、大学院を卒業後、コクヨに入社。
――自己紹介をお願いします。
コクヨ入社4年目で、生産技術を担当しております、郷間あかりと申します。
わたしは、オフィスで使用される、ワゴンやデスクを製造している三重工場で勤務しており、その中でも近年生産を開始したイスなどの製品を作るための設備の導入や溶接ロボットのティーチングをしています。ロボットのティーチングとは、ロボットに「どう動くのか」、「何をするのか」を人が教える作業です。ロボットは繰り返し作業や、精度が必要な作業が向いており、導入が進んでいます。
三重工場では、製品を作るための金属の板やパイプ、木材、樹脂などのいろいろな商材を持っているため、それらの商材を使いながら新製品を作る設備を担当しています。

――およその一日の流れを教えてください。
普段は8時半~17時半までが定時です。8時半~9時半頃までメールの返信や経理処理などをし、9時半~12時半までは現場でロボットのティーチングや試作の立ち合いなどの業務をします。12時半~13時半頃まで昼食をとり、13時半~15時頃までは試作の続きをするか、工場(職場)の労働環境改善に関する業務などの部署横断の業務をデスクワークですることが多いです。その後、15時~17時頃までは現場に行ったり、会議をしたりします。その後、就業までメールなどの対応をして、終業という流れです。

――「工場の労働環境改善に関する業務」とは具体的にどのようなことをしているのですか?
実際に改善のために動いた事例が2つあります。
1つ目は、事務所のリニューアルをしたことです。三重工場は30年前に創業したこともあり、最新のものを作っている工場であるにもかかわらず、事務所や作業スペースに廃番になっている製品を使用している部分があるという矛盾が生じていました。これを解決するために、レイアウトの変更などを行いました。
2つ目は、お手洗いの環境の整備です。私の職場は男女比率が女性のほうが少ないこともあり、お手洗いに擬音装置が付いていなかったんですね。わたしはこれを知って、自分が所属しているからにはこれから入社する女性社員も働きやすい環境を整えておきたい、と考え、改善のために動きました。全体の意思決定のための材料として、導入費用や節水になるなどの導入メリットなどを提示し、結果的に受け入れていただけました。

――どのような学生時代を過ごしていましたか?
機械工学系の航空宇宙工学を専攻していました。また、部活動では弓道部に所属しており、製菓を作るための材料を売るアルバイトをしていました。大学院に進学したタイミングでコロナ禍になり、落ち込むこともありつつ、大学院の時期に凝縮して就活をしていました。

――コロナ禍で就活のモチベーションが下がった後、急激にモチベーションが上がっていますが、どのようなことがあったのでしょうか?
自己分析がスムーズにいったことが大きかったです。わたしが実践した自己分析の方法としては、自分が小学校に入る前くらいからさかのぼって、好きだったこと・嫌いだったことを「なぜそれが好き/嫌いだったか」などと深掘りすることをしました。それをしたことで、自分の好き・嫌いの感情や、選択してきた行動がある程度関連性があることに気づき、1つのブレない軸を見つけることができた感覚がありました。
――大学院1年の後半頃から、インターンと研究の両立や就活への不安からモチベーションが落ちているタイミングがありますが、このときのご経験について聞かせてください。
研究室に所属する方はみなさんそうかと思うのですが、インターンに行ってしまうと1週間近く研究ができなくなってしまって…。特に夏は学会の時期とサマーインターンの時期が重なり、やることがたくさんある状態になってしまったんです。結局両立した方法としては、インターンの日程を確認しておき、私は解析系の研究をしていたのでインターンで予定が埋まってしまう期間までに解析を回す準備をしておいて、結果が出たらインターン期間中だけれどリモートで少しアクセスをして解析を進め、インターン明けに次の結果が出るようにしておく、など計画立てて対処していました。あとは、研究の進め方についてある程度教授と相談して決めておきました。
就活への不安からモチベーションが下がっている時期は、「隣の芝は青い」というように同期の話を聞いたり、インターンに行ったりするとやはりその企業が魅力的に見えてしまい、今希望している業界や業種で本当に良いのか、決めきれずに悩んでいました。
――そんな中で、最終的にコクヨへの入社を決めた理由を教えてください。
インターンに行ったときに、コクヨで働く人が生き生きしていて、やりたいことを実現している人が多い印象があり、そこに魅力を感じたのが最終的には大きかったと思います。今、実際に働いていてスーパーフレックスの制度を活用して、自分に合った働き方ができることや4年目にもかかわらず裁量が大きいことにも魅力を感じています。
――面接やエントリーシートで「自己PR」を伝える際に、工夫したことを教えてください。
自己PRやガクチカでは、弓道部で自身の練習方法を工夫して、癖を改善した話を伝えていました。ただ、それだけを伝えると周りを巻き込むという意味でエピソードが弱いと感じたので、そこで練習して得たものを部のメンバーにどう還元したかだったり、改善策を見つけるためにOBOGや同期にどのように協力してもらったかだったりを伝えるようにしていました。また、ただ事実だけを伝えるのではなく、なぜ改善しようと思ったのか、なぜ周りの仲間に聞こうと思ったのかなども合わせて伝えていました。
このエピソードは、就活で「長所」を伝えるときにも使っていて、自分は聞くだけで終わらずに、自分でかみ砕いて実践し、それがどうだったかを後輩にも伝えられるということを話していました。これは、今、仕事においても実践できている長所だと思っています。
――最後に大学生へのメッセージをお願いします。
今日はありがとうございました。就活は、やはり悩むことも多いと思いますが、いろんな企業を見て損をすることはないと思います。志望するまではいかないけれど興味のある企業があったら、説明を聞いてみてもよいと思います。また、入社して後悔しないためにも、面接で話しやすくするためにも、インターンには積極的に参加してみることをおすすめします。応援しています。
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執筆・編集:学生の窓口編集部
取材協力:コクヨ株式会社
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