国土交通省は、都市鉄道の混雑率調査結果(2024年度実績)を7月29日に公表した。江ノ島電鉄は2024年度、最混雑区間・時間帯を変更しており、つくばエクスプレスと並んで準大手・中小民鉄で最も高い混雑率に。最混雑時間帯が朝以外となったことでも注目を集めた。

  • 2024年度、江ノ島電鉄の混雑率は146%に

混雑率は「最混雑時間帯1時間の平均」とされ、今回公表した内容はおもに2024年10~11月の1日または複数日の乗車人員データをもとに計算したものだという。ほとんどの鉄道事業者において、通勤通学利用の多い朝7~8時台が最混雑時間帯となっている。

「江ノ電」の愛称で知られる江ノ島電鉄(藤沢~鎌倉間)も、2023年度は朝の7時28分から8時27分までを最混雑時間帯としていた。最混雑区間の「藤沢→石上」間において、輸送力1,500人(4両×5本)に対し、輸送人員1,480人、混雑率99%だった。

2024年度、江ノ島電鉄の最混雑時間帯が日中の13時55分から14時54分までとされたほか、最混雑区間も「和田塚→鎌倉」間に変更。最混雑区間・時間帯の輸送力1,500人(4両×5本)に対し、輸送人員2,197人、混雑率146%となった。

江ノ島電鉄は観光路線としても人気であることから、近年は朝の通勤通学利用より日中の観光利用、とくに鎌倉方面の列車で混雑が激しい状況にあることをうかがわせた。