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プロ野球の世界では、熾烈な一軍メンバー争いが繰り広げられる。昇格にはファームでの活躍が求められることになるが、二軍で好成績を残していても、なかなか一軍から声がかからないケースも多くある。ここでは、今季ファームで好成績を残している広島東洋カープの選手を紹介したい。(※今季成績は6月26日時点)
佐藤柳之介
・投打:左投左打
・身長/体重:179cm/87kg
・生年月日:2002年11月1日
・経歴:東陵高 - 富士大
・ドラフト:2024年ドラフト2位
ドラフト2位と高い評価を受けてプロ入りした佐藤柳之介。開幕ローテーション争いには敗れたが、開幕後は二軍で好投を続けている。
富士大では1年春からリーグ戦に登板し、4度全国大会の舞台を経験。絶対的エースとして活躍し、2024年ドラフト2位で広島東洋カープに入団した。
ルーキーイヤーは春季キャンプ一軍メンバーに抜擢され、オープン戦では3試合の登板で防御率3.75を記録。開幕ローテーション争いを繰り広げたが、まずはファームで登板を重ねていくことになった。
ファームでは現時点で10試合に先発登板し、2勝1敗、防御率2.95の好成績をマーク。特に6月18日の阪神戦では9回1死まで無安打に抑える圧巻ピッチングを見せた。
調子を維持できれば、近いうちに一軍デビューの可能性もありそうだ。今季中の一軍初勝利に期待がかかる。
中村健人
・投打:右投右打
・身長/体重:183cm/96kg
・生年月日:1997年5月21日
・経歴:中京大中京高 - 慶応大 - トヨタ自動車
・ドラフト:2021年ドラフト3位
ルーキーイヤーには63試合に出場した中村健人。近年は一軍での出番が限られているが、二軍では結果を残している。
中京大中京高、慶応大、トヨタ自動車と名門チームで強打の外野手として活躍。2021年ドラフト3位で広島東洋カープに入団した。
ルーキーイヤーから開幕一軍の座を掴むと、同年は63試合出場、打率.240、3本塁打、10打点とまずまずの成績を記録。
さらなる飛躍が期待されたが、翌2023年はまさかの一軍出場なし。二軍でも83試合の出場で打率.205、3本塁打、25打点と思うような数字を残せず。昨季は12試合の一軍出場にとどまり、打率.083(24打数2安打)と低調な結果に。
プロ4年目の今季も、開幕からファームを主戦場となっている。それでも、ここまで41試合の出場で打率.282、3本塁打、12打点の好成績をマーク。
厳しい立場に置かれているが、一軍から声がかかるまでアピールを続けていきたいところだ。
松本竜也
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/100kg
・生年月日:1999年9月18日
・経歴:智弁学園高 - ホンダ鈴鹿
・ドラフト:2021年ドラフト5位
ルーキーイヤーには50試合に登板し、ブルペンを支えた松本竜也。以降は苦しいシーズンを過ごしているが、今季はファームで復活の兆しを見せている。
智弁学園高、ホンダ鈴鹿を経て、2021年ドラフト5位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーは開幕一軍入りを果たすと、シーズンを通してリリーフ陣の一角として奮闘。
最終的に同年はチーム2位の50試合に登板し、4勝2敗4ホールド、防御率3.56をマーク。
しかし、翌2023年は開幕一軍スタートも、不安定な投球が目立ち、5月中旬以降は二軍暮らしに。一軍ではわずか13試合の登板に終わった。
昨季はシーズン終盤の一軍昇格となり、12試合登板と出番を増やせず。プロ4年目の今季はオープン戦で結果を残せず、開幕二軍スタートとなった。
それでも、二軍では20試合の登板で1勝1敗2セーブ、防御率1.66と安定感を発揮。一軍昇格が期待される選手の1人となっている。
遠藤淳志
・投打:右投右打
・身長/体重:186cm/90kg
・生年月日:1999年4月8日
・経歴:霞ヶ浦高
・ドラフト:2017年ドラフト5位
昨季はわずか3試合の一軍登板に終わった遠藤淳志。今季も二軍が主戦場となっているものの、確かなレベルアップを見せている。
霞ヶ浦高から2017年ドラフト5位で広島東洋カープに入団。高卒2年目の2019年に一軍デビューを果たすと、ブルペン陣の一角に定着。同年は34試合登板、1勝1敗1セーブ6ホールド、防御率3.16をマークした。
翌2020年には先発に転向。19試合の登板で5勝6敗、2完投、防御率3.87を記録。2022年には20試合に登板し、4勝を挙げた。
しかし、先発ローテーションへの定着には至らず。その後は一軍での登板数を大きく減らすなど、不本意なシーズンが続いた。
今季は開幕から二軍で過ごしているが、17試合登板(3先発)で防御率2.13の好成績をマーク。自己最速を更新する151キロを計測するなど、成長を示している。
このまま好調をキープし、一軍争いに割って入りたいところだ。
佐藤啓介
・投打:右投左打
・身長/体重:182cm/90kg
・生年月日:2001年5月24日
・経歴:中京大中京高 - 静岡大
・ドラフト:2023年育成選手ドラフト2位
昨季は、ルーキーながらファームで猛アピールを見せ、早期の支配下昇格を果たした佐藤啓介。プロ2年目の今季も、二軍では一定の成績を収めている。
静岡大から2023年育成選手ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーの昨季は春先から結果を残し、3・4月度のファーム月間MVPを受賞。6月に支配下登録を勝ち取った。
そのまま一軍デビューし、7試合に出場。しかし、打率.133と一軍の壁に苦しみ、7月以降はファーム暮らしとなった。
それでも、二軍では94試合出場、打率.288、4本塁打、33打点、11盗塁の好成績をマーク。ウエスタン・リーグの優秀選手賞に輝いた。
今季は開幕二軍スタートとなったが、ファームではここまで41試合の出場で打率.255、10打点とまずまずの数字を残している。
本職の内野に加え、今季から左翼のポジションにもつくなど、出番を模索している。一軍でチャンスを掴めるか。
大道温貴
・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/91kg
・生年月日:1999年1月20日
・経歴:春日部共栄高 - 八戸学院大
・ドラフト:2020年ドラフト3位
2023年には48試合に登板するなど、ブルペンの一角を担った大道温貴。ここ2シーズンは二軍での登板が多くなっているが、一軍昇格が待たれる存在だ。
八戸学院大から2020年ドラフト3位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーはリリーフで開幕一軍スタートを切ると、6月から先発に転向した。
同年は24試合登板(7先発)で4勝4敗3ホールド、防御率4.75という成績でシーズンを終えた。
2023年は再び中継ぎに専念し、自己最多の48試合に登板。3勝1敗10ホールド、防御率2.72の好成績をマーク。
しかし昨季は、開幕一軍入りを果たすも、打ち込まれて4月上旬に登録抹消。シーズンの大半を二軍で過ごすことになった。最終的に同年はわずか4試合の登板にとどまり、防御率10.38と大きく低迷。
プロ5年目の今季は、開幕から二軍暮らしが続き、5月末までは防御率1点台と安定した投球を見せていた。再び状態を上げ、一軍の戦力に加わりたいところだ。
【了】