三菱電機が「梅雨時期を快適に過ごすためのエアコンの機能の使い分け方法」について公開している。

  • 梅雨時期、エアコンを使用していますか

梅雨時期のエアコンの使用頻度を尋ねたところ、37.8%が「週に1日~2日使用している」「ほとんど使用していない」と答えており、梅雨時期は多くても週2日しか使用しない人が3人に1人以上いることがわかった。

梅雨時期にエアコンを使用している人に、エアコンの機能の使い分けについて聞くと、梅雨に特に気になる「湿度(しつど)」に応じて使い分けている人は23.5%にとどまり、「使い分けていない」人も5人に1人以上いることがわかった。

  • 梅雨時期、室内外の温度や湿度などによってエアコンの機能(冷房、除湿、送風)を使い分けていますか

三菱電機空調冷熱システム事業部の久田優美氏によると、湿度や気温変化の激しい梅雨時期は、「冷房機能」だけでなく「除湿機能」や「送風機能」を利用することで、より効率的・快適に過ごすことができるという。

そのために理解しておきたいのは、エアコンの3機能の比較と室温・室内の湿度の変化。冷房は「温度を優先的に下げ、室温は大きく下がる」、除湿は「湿度を優先的に下げ、室温は下がる、または変化なし(「弱冷房除湿」か「再熱除湿」方式によって異なる)」、送風は「室内の温度を循環させるが、室温に変化なし」という違いがある。室内の湿度は冷房と除湿は下がるが、送風は変化がない。

  • エアコンの3機能の比較と室温・室内の湿度の変化

こうした3つの機能を知った上で、梅雨時期にエアコンの機能を使い分けすることが大事とのこと。活用方法としては、

  • 室内の湿度が60%以上で室温を必要以上に下げたくない場合は、室内環境に合わせて「除湿機能」を活用し、湿度をコントロールする。
  • 室温が28℃以上の場合、「冷房機能+フラップは水平+自動運転」で効率的に室内を冷やす
  • 汗による不快感がある場合、「送風機能」や「スイング運転」の活用、サーキュレーターを併用し、汗を乾かす

といった3つの方法をすすめている。

梅雨時期にエアコンを使用しない理由を尋ねたところ、最も多い回答は「使用する必要性を感じないから」で、「電気代をおさえたいから」「必要以上に冷えすぎるから」と続いた。

4人に1人以上が「必要以上に冷えすぎること」を理由にエアコンの使用を控えているが、同社によるとエアコンで身体を冷やしすぎないためには2つのポイントがあるという。

1点目は「エアコンの風向きを水平にし、温度ムラを解消すること」。温度ムラとはあたたかい空気が室内の天井付近に、冷たい空気が床付近にたまることによる温度差のこと。この温度差により、エアコンが室内を必要以上に冷やしてしまう場合があるという。エアコンの風向きを水平にしたり、サーキュレーターを併用するなどして、空気を撹拌(かくはん)させると、必要以上に室内が冷えることを防ぐことができる。

  • エアコンの風向きを水平にし、温度ムラを解消

2点目は「『再熱除湿』方式を活用し、室温を下げずに除湿すること」。除湿機能には2種類あり、室温を下げずに湿度のみ下げる「再熱除湿」方式であれば、冷えすぎを防ぐのに有効だという。ただし、エアコンの機種によって再熱除湿方式の搭載有無が変わるため、不明な場合は機種のカタログや説明書、メーカーへ確認してみることをすすめている。