ツートライブ周平魂、『THE SECOND』賞金1,000万円で亡き父の墓建立へ　母に叩いた“大口”が現実に

結成16年以上の漫才賞レース『THE SECOND～漫才トーナメント～2025』で王者に輝いたお笑いコンビのツートライブが17日、東京・台場のフジテレビで生放送終了後に優勝会見に臨み、喜びを語った。

ツートライブのたかのり(左)と周平魂

第1試合先攻でグランプリファイナル歴代最高得点

第1試合の先攻でグランプリファイナル歴代最高得点の295点を叩き出し、決勝は後攻での勝利で締めくくったツートライブ。会見場に入ってフラッシュを浴び、2人とも「全然意味分からない」と実感が沸かない様子だ。

そんな中で、優勝の喜びを伝えたい人を聞かれると、周平魂は「まずは俺を生んでくれた女」と答え、たかのりが「お母さんと言え! お父さんのことは何て呼んでんねん」と振ると、周平魂は「きっかけの男」と、営業でおなじみのやり取りを披露。周平魂は父親が昨年死去し、今回の優勝に「間に合わんかったなあ」と惜しんだが、「ギリ見切れてるぐらいの感じで見てくれてるんちゃうかな」と思いを馳せた。

お尻を拭かれる父に言われた「お前はもうチャンピオンだよ」

賞金1,000万円の使い道は、そんな亡き父の墓を建てること。「この前、おかんとお墓を見に行ってきて、えらいもんで結構高いんですよね。そこで“(『THE SECOND』で)優勝したら俺が払うわ”って大口叩いてしまったんで、しゃあないですね」と、照れくさそうに語る。

墓石に書きたいメッセージを聞くと、「親父が死ぬ間際、もうオムツして動けなかったんですけど、祇園花月の(出番の)終わりに行ってトイレに連れてって、親父のケツ拭いてたら、親父が“お前はもうチャンピオンだよ”って言われたんです。だから、“ほんまにチャンピオンになったんだよ”ってことを墓石に……刻まんか!」と思い直し、「まあ普通のお墓にしますわ」と落ち着いた。