スワローズの1軍?2軍? ヤクルト、主力に定着できてない選手6人。出場機…

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 プロ野球の世界では、一軍と二軍で大きな壁があり、熾烈な争いを勝ち抜かなければ、チームの戦力として生き残ることはできない。そんな中、昇格とファーム降格を繰り返し、そのままキャリアを終える選手も少なくない。ここでは、一軍に定着できていない東京ヤクルトスワローズの選手を紹介する。

 

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太田賢吾

・投打:右投左打

・身長/体重:186cm/87kg

・生年月日:1997年1月19日

・経歴:川越工

・ドラフト:2014年ドラフト8位

 

 2019年にはレギュラー格として90試合に出場した太田賢吾。だが、活躍を継続させることができず、近年はシーズンの大半を二軍で過ごしている。

 

 川越工から2014年ドラフト8位で北海道日本ハムファイターズに入団。高卒4年目の2018年には54試合と一定の出場機会を得たが、レギュラー奪取には至らず。

 

 

 すると、同年オフに2対2の交換トレードで、高梨裕稔とともに東京ヤクルトスワローズへ加入した。

 

 移籍初年度の2019年は「1番・三塁」に定着し、自己最多の90試合出場、打率.251、3本塁打、27打点を記録。

 

 しかし、同年は13失策を喫するなど、守備面での課題が露呈した。さらに翌2020年はわずか4試合の出場と一気に低迷。2021年以降は外野守備にも挑戦したが、二軍を主戦場とするシーズンが続いた。

 

 昨季は18試合の一軍出場にとどまり、打率.204と低調な結果に。プロ11年目の今季も、開幕がファーム暮らしとなっている。まずは二軍でアピールし、浮上のきっかけを掴みたいところだ。

丸山翔大

・投打:右投左打

・身長/体重:194cm/90kg

・生年月日:1998年8月22日

・経歴:小倉工 - 西日本工大

・ドラフト:2020年育成選手ドラフト4位

 

 昨季は27試合に登板し、防御率0.57をマークした丸山翔大。今季は勝ちパターン入りも期待されたが、調子を落として開幕から二軍を主戦場としている。

 

 西日本工大から2020年育成選手ドラフト4位で東京ヤクルトスワローズに入団。プロ入り後はファームで先発、中継ぎとあらゆる経験を積み、プロ3年目の2023年4月に支配下契約を勝ち取った。

 

 

 そのまま一軍デビューを果たすと、同年は22試合の登板で防御率4.05を記録。昨季はシーズン前半こそ一軍と二軍を行き来したが、シーズン後半は一軍のブルペンに定着した。

 

 同年は自己最多の27試合に登板し、1勝5ホールド、防御率0.57をマーク。長身から投じられる最速153キロのストレートとフォークを武器に、好成績を収めた。

 

 ところが、プロ5年目の今季は春先から不調に苦しみ、開幕一軍入りはならず。ファームでも防御率4点台後半と結果を残せていない。

 

 昨季は飛躍の兆しを見せていただけに、いち早く状態を上げ、一軍戦力に加わりたい。

長谷川宙輝

・投打:左投左打

・身長/体重:176cm/86kg

・生年月日:1998年8月23日

・経歴:聖徳学園高

・ドラフト:2016年育成選手ドラフト2位

 

 2020年には44試合に登板した実績を持つ長谷川宙輝。だが、その後は故障もあって苦しいシーズンが続いている。

 

 2016年育成選手ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスに入団。プロ入り後3年間で支配下奪取はならなかったが、2019年オフに東京ヤクルトスワローズから支配下契約のオファーを受け、移籍を決断した。

 

 

 移籍初年度は、開幕から一軍のブルペンに定着し、自己最多の44試合に登板。1勝2敗7ホールド、防御率5.82の成績を残した。

 

 しかし、翌2021年は開幕一軍スタートを切るも、故障に苦しんでわずか4試合の登板に。同年9月には胸郭出口症候群の手術を受け、2022年は一軍登板なしに終わった。

 

 昨季は19試合に登板したが、1勝2ホールド、防御率4.71と目立つ数字を残せず。昨オフには腕を下げるなど、投球フォーム改造に着手した。

 

 勝負をかけて挑んだ今季は、開幕一軍入りを果たすも、アピールに失敗し、3月31日に登録抹消。まずはファームでアピールを続け、一軍再昇格を勝ち取りたい。

金久保優斗

・投打:右投左打

・身長/体重:185cm/87kg

・生年月日:1999年11月4日

・経歴:東海大市原望洋高

・ドラフト:2017年ドラフト5位

 

 一時は先発としてブレイクを予感させていた金久保優斗。だが、一軍定着には至らず、ファームを主戦場とするシーズンが続いている。

 

 東海大市原望洋高から2017年ドラフト5位で東京ヤクルトスワローズに入団。高卒1年目に右肘を痛め、側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。

 

 

 その後はリハビリの期間を経て、高卒3年目の2020年に一軍デビュー。翌2021年には一時先発ローテーションに加わり、10試合の登板で4勝1敗、防御率2.74と飛躍の兆しを見せた。

 

 しかし、2022年は持ち味の速球が影を潜めて低迷。昨季は二軍で主に先発として起用されていたが、一軍では5試合の救援登板で防御率3.52に終わった。

 

 プロ8年目の今季は、ロングリリーフ要員として開幕一軍スタート。しかし、3月29日の巨人戦で2回2/3を投げて5失点を喫し、登録抹消となった。

 

 一方で、ファーム降格後は5試合登板(2先発)で防御率0.00、奪三振率11.05と好投を披露。5月2日に一軍再昇格を果たし、3試合連続無失点と結果を残している。

濱田太貴

・投打:右投右打

・身長/体重:177cm/81kg

・生年月日:2000年9月4日

・経歴:明豊高

・ドラフト:2018年ドラフト4位

 

 プロ入り当初から和製大砲として期待されている濱田太貴。レギュラー定着まであと一歩に迫っていたが、チャンスを掴み切れていない。

 

 明豊高から2018年ドラフト4位で東京ヤクルトスワローズに入団。高卒1年目から一軍の舞台を経験すると、翌2020年にはプロ初本塁打を含む3本塁打を放った。

 

 

 2021年は故障でシーズンを棒に振ったが、翌2022年はキャリアハイの6本塁打を記録。

 

 さらに、2023年には塩見泰隆の出遅れもあり、「1番・中堅」で開幕スタメンに抜擢同年は自己最多の103試合に出場し、打率.234(規定未満)、5本塁打、22打点をマーク。

 

 しかし、昨季は打撃不振に苦しみ、わずか10試合の一軍出場で打率.077と低迷。今季は開幕一軍スタートを切ったが、結果を残すことはできず、4月16日に二軍降格となった。

 

 ここ2年は苦しいシーズンが続いている濱田。持ち前の打棒を発揮し、再びレギュラー争いに加わりたい。

星知弥

・投打:右投右打

・身長/体重:183cm/91kg

・生年月日:1994年4月15日

・経歴:宇都宮工 - 明治大

・ドラフト:2016年ドラフト2位

 

 最速155キロとチームトップクラスの速球を持つ星知弥。だが、好不調の波が大きく、なかなか一軍に定着できずにいる。

 

 明治大から2016年ドラフト2位で東京ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーは主に先発として積極的に起用された。

 

 

 同年は、24試合(110回1/3)を投げ、4勝7敗、防御率4.73の成績となった。

 

 翌2018年以降はリリーフに回り、2020年には36試合に登板。その後は一軍登板を減らしたが、2023年は自己最多の47試合に登板し、2勝2敗20ホールド、防御率3.38の好成績を収めた。

 

 しかし昨季は、やや登板数を減らし、シーズン後半は不調に苦しんだ。プロ9年目の今季は、ファームが主戦場となっている。

 

 2023年以外は安定感に欠く投球が目立ち、首脳陣の信頼を勝ち取れていないシーズンが続いている。現状を打破する活躍を見せたいところだ。

 

 

【了】