シックスワンが運営するケアワークスは4月22日、「夫婦の介護に関する意識」に関するアンケートの結果を発表した。同調査は4月1日~3日、全国の20代~70代の男女240名を対象に、インターネットで実施した。
将来的な配偶者の介護への不安の有無について尋ねたところ、「はい」と回答した人は、男性が38.3%、女性が37.5%で男女ともに同程度だった。
介護に関する不安の内容は、男女で回答傾向が異なる結果となった。男女ともに1位は「介護にかかる費用が分からない」だが、2位は男性が「将来の介護制度の改正に対する懸念」(23.9%)であるのに対し、女性は「介護による孤独感や精神的負担」(28.9%)だった。3位は男女ともに「自分自身の健康への影響」となっている。
介護の不安への行動について尋ねたところ、「情報収集している」割合は男性が28.3%であるのに対し、女性は6.7%だった。
配偶者に介護が必要になった場合の選択肢について聞くと、男女とも「まだ考えていない」が最多だった(男性50.0%、女性54.2%)。
配偶者の介護費用の予測に関する質問では、男女ともに最多は「200万円以上300万円未満」だった。女性は100万円~500万円の中間帯に回答が集中しているが、男性は「50万円未満」や「1,000万円以上」など、予測している額が幅広く分散している。
介護費用の用意について聞くと、男女とも「していない」(49.2%)が最も多かった。「いずれするがまだしていない」を合わせると、男性は71.7%、女性は75.9%が"介護費用を準備できていない"状態であることがわかった。