人前で話すのが苦手…緊張で涙目になり声が震える…どうすれば上手に喋れる? 悩む相談者への共感とアドバイス続々
フリーアナウンサー・住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「沢井製薬 presents オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーの皆さんと一緒に考えています。
5月2日(金)の放送では、「人前での話し方」に関する相談を紹介しました。


※写真はイメージです



<リスナーの相談>
今年度、部活の保護者会で会長を引き受けることになりました。とはいえ、誰もやりたがらず、仕方なく引き受けた形です。会長になると、保護者会での挨拶や司会など“人前で話す”機会が多くなりますが、私はとても苦手です。緊張すると顔が赤くなり、涙目になったり、声が震えたりします。話す内容が決まったら、散歩中に独り言のように練習はしていますが、他にできることはありますか? また、突然の質問に答えるのも苦手です。何かアドバイスをいただけるとうれしいです!(50代女性)



この相談に対し、住吉はまず「本当にお疲れ様です」と労いの言葉をかけたうえで、現代の部活における保護者の関わり方について言及しました。

「私の学生時代は、親が部活に関わるなんてほとんどありませんでした。でも今は地域や学校によって、保護者が送り迎えを分担したり、連絡網が組織化されていたり、本当に大変だなと感じます」

そして、相談者が実践している“話す内容を決めて、散歩しながら独り言のように練習する”方法について、「これはすごく効果的。私も仕事の中継や司会で、同じように練習します」と共感を寄せました。

さらに「もし苦手なら、話す内容をあらかじめ書き出してしまうのもおすすめ。『ありがとうございます』『今日お話ししたいのは~』など、書いて整理するだけで落ち着けます」とアドバイス。

突然の質問に対応するのが難しいという悩みには、「副会長さんや詳しい人にサポートしてもらっては? 2人で対応することで安心感が増しますし、“それは〇〇さんにお願いします”と振るのも有効です」とフォロー体制を提案しました。

最後に住吉は、「保護者会や地域の役職で“会長”を経験された方、ぜひ相談者さんにアドバイスを送ってください!」と、リスナーたちに呼びかけました。


パーソナリティの住吉美紀



――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。

◆資料に頼って“話さなくていい”工夫を
自分の意見を述べる場でないなら、資料を配って「詳しくは資料をご覧ください」と進行するのも手です。資料作りは手間に思えるかもしれませんが、カンペや練習する苦労をかんがえればそんなに変わらないと思いますし、そして何より正確に伝わる利点もあります。(栃木県 40代後半 男性)

◆視界をぼやけさせて緊張回避!
私は過去にPTAの挨拶で壇上に立ったときにしたことが「2つ」あります。1つは、コンタクトレンズを外したこと。視界がぼやけることで、聴衆の顔が見えず緊張が和らぎました。そしてももう1つは、スピーチ本の文章をお借りしたこと。プロの文章なので理路整然としていたので気楽に話せました。(神奈川県 40代 女性)

◆“50回練習”で自信をつける
人前で話すのが苦手でしたが、「話す内容を紙に書く」→「何も見ずに繰り返し練習」を徹底することで改善しました。特に50回の練習を目標にすると、暗記レベルまで到達し、当日も落ち着いて話せます。(千葉県 20代後半 男性)

◆音声配信で日々トレーニング
私は、(誰でも、どこにいてもスマホ1つで気軽に音声配信できる「音声配信プラットフォームアプリ」)「stand.fm (スタンドエフエム)」で、日々の出来事やスピーチの練習を録音しています。リスナーがいるかも……と思うと、程よい緊張感で話せるようになりました。継続は力なり! 応援しています!(愛知県 40代 女性)

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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/