今季18得点に到達したギラシ [写真]=Getty Images

 やはり地力のあるドルトムントが、ブンデスリーガ3連勝でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の暫定4位に浮上した。

 折り返し地点ではボトムハーフに沈み、一時は来季の欧州カップ戦出場権獲得が危ぶまれていたが、2月から途中就任したニコ・コヴァチ監督の指揮下でV字回復を遂げた。3日の第32節ヴォルフスブルク戦では、セール・ギラシとカリム・アデイェミの2人が“ドッペルパック”(1試合2得点)を達成して4-0の快勝。直近のリーグ戦6試合で5勝1分となり、フライブルクと勝ち点「51」で並んで暫定4位に浮上した。

 昨年夏にシュトゥットガルトから加入したギラシは、リーグ2位の28ゴールを記録した昨季に続き、新天地でもリーグ戦19ゴールと躍動している。データサイト『Opta』によると、異なるクラブで2シーズン連続18得点以上を挙げたのは、ブンデスリーガ史上2人目の快挙。1964-65シーズンにドルトムントで22ゴール、1965-66シーズンに1860ミュンヘンで26ゴールをあげたティモ・コニエツカ氏以来、59年ぶりの記録となった。

 ギラシはヴォルフスブルク戦後、ドイツメディア『スカイ』のマイクに向かって、「ドルトムントはチャンピオンズリーグに出場しなければならない。今はいい位置にいる。僕たち次第だ。次節レヴァークーゼン戦とホームでの(ホルシュタイン・)キール戦に勝たなければならない」と、残り2試合への意気込みを示している。

【ハイライト動画】ドルトムント 4-0 ヴォルフスブルク