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昨季は、セントラル・リーグ3位から日本一まで駆け上がった横浜DeNAベイスターズ。2025年は27年ぶりリーグ優勝・日本一連覇を目指すシーズンとなる。そんな中、今季も一軍での出場機会に恵まれない選手も存在する。ここでは他球団なら主力となり得るDeNAの選手を紹介したい。
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勝又温史
・投打:右投左打
・身長/体重:180cm/90kg
・生年月日:2000年5月22日
・経歴:日大鶴ヶ丘高
・ドラフト:2018年ドラフト4位
プロ7年目を迎えた勝又温史。昨季まで一軍出場がなかったが、ついに待望のデビューを飾った。
2018年ドラフト4位で投手としてプロ入りした勝又。しかし、プロでは苦しいシーズンの連続で、2020年はファームでもわずか1試合の登板に終わった。
翌2021年はファームで31試合登板、防御率1.83の好成績を収めたが、オフに戦力外通告。打者転向を決断し、育成再契約を締結した。
すると、野手転向初年度から二軍で打率.293をマークするなど、潜在能力を発揮。翌年のシーズンオフに支配下契約を結んだ。
しかし昨季は、ファームで打率.246と目立つ数字は残せず。今季も開幕二軍スタートだったが、5月2日のヤクルト戦で待望の一軍デビュー。今後の飛躍が期待されている。
松本隆之介
・投打:左投左打
・身長/体重:188cm/94kg
・生年月日:2002年7月31日
・経歴:横浜高
・ドラフト:2020年ドラフト3位
高卒5年目の覚醒が望まれた松本隆之介は、まさかの長期離脱が確定してしまった。
横浜高では、1年春からベンチ入り。2年時から高校日本代表候補に選ばれるほど、素質を高く評価されていた。その後、地元球団の横浜DeNAベイスターズからドラフト3位指名を受けた。
ルーキーイヤーはファームでの防御率が20点台と苦しむと、翌2022年は左肩のクリーニング手術を受け、シーズンを全休。プロでのスタートは厳しいものとなった。
しかし、2023年はファームで9試合登板ながら、防御率1.29と大幅に改善。昨季は19試合(59回2/3)を投げて3勝、防御率3.02の成績を残すなど、確かな成長を見せていた。
飛躍が期待された今季だったが、4月の試合で投球直後に転倒。右前十字靱帯再建術の手術を受けた。復帰時期は明らかになっていないが、まずはリハビリに全力を注ぐことになった。
関根大気
・投打:左投左打
・身長/体重:173cm/78kg
・生年月日:1995年6月28日
・経歴:東邦高
・ドラフト:2013年ドラフト5位
一時はレギュラーを確保したかに思えた関根大気だが、昨季からの不振を脱することができていない。
東邦高校では、通算33本塁打を記録。名門校で十分な成績を残し、ドラフト5位で横浜DeNAベイスターズに入団した。
高卒1年目はファームで安打を量産し、最終的に99安打を記録。同年は一軍デビューも飾り、プロ初ヒットを含む3安打を放った。
その後は、一軍でも一定の出場機会を得たものの、2019年に至っては打率.038と極度の打撃不振に悩まされた。
しかし、2021年には103試合に出場すると、2023年は外野のレギュラーを奪取し、規定打席を始めてクリアした。同年は140試合出場、打率.261、4本塁打、31打点、11盗塁をマークした。
不動のレギュラーとして期待された昨季だったが、79試合の出場にとどまり、打率.227でと低迷。外野の激しいレギュラー争いに乗り遅れた。
今シーズンはいまだ一軍での出場がなく、ファームでも本領発揮には至っていない。まずは状態を上げ、再び一軍のレギュラーに這い上がりたい。
庄司陽斗
・投打:左投左打
・身長/体重:184cm/93kg
・生年月日:2001年5月31日
・経歴:聖和学園高 - 青森大
・ドラフト:2023年育成選手ドラフト4位
一軍での登板が期待されるのが、プロ2年目の庄司陽斗である。
聖和学園高では、エース兼4番としてチームを牽引した庄司。青森大では投手として実績を残し、育成ドラフト4位で横浜DeNAベイスターズから指名を受けた。
ルーキーイヤーの昨季は二軍で先発ローテーションを守り抜き、8勝、防御率2.35をマーク。また、ファーム日本選手権でも先発マウンドを任され、MVPに輝いた。
飛躍が期待された今季は、開幕前に支配下選手契約を締結。開幕ローテーション入りこそ逃したが、ファームでは安定した投球を披露している。
このまま好調を維持し、まずは一軍デビューを掴みたいところだ。
知野直人
・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/85kg
・生年月日:1999年2月16日
・経歴:第一学院高 - BC・新潟
・ドラフト:2018年ドラフト6位
近年はやや伸び悩んでいる印象の知野直人。とはいえ、ファームでは安定した成績を残している。
第一学院高卒業後は、独立リーグの舞台でプレー。2年間で際立つ成績を残し、2018年ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから6位指名を受けた。
プロ1年目からファームで85試合に出場。2021年には打率.279をマークし、同年に一軍デビューを飾った。
2022年には「6番・一塁」で開幕スタメンに抜擢。レギュラー奪取のチャンスを迎えたが、結果を残すことはできず、同年は16試合の一軍出場にとどまった。
その後も一軍に帯同する時期はありながら、代走や守備固めでの出場がメインに。DeNAの内野陣は、レギュラーが固定されているポジションも多いだけに、苦しい立場となっている。
東妻純平
・投打:右投右打
・身長/体重:174cm/83kg
・生年月日:2001年7月3日
・経歴:智弁和歌山高
・ドラフト:2019年ドラフト4位
高卒6年目を迎えた横浜DeNAベイスターズの東妻純平。チームの捕手陣は若手有望株が多く、近年は外野手にも挑戦し、起用の幅を広げている。
智弁和歌山高では1年夏からベンチ入りし、5季連続甲子園に出場。通算34本塁打を放った打撃に加え、守備面でも高い評価を受け、DeNAにドラフト4位で入団した。
しかし、高卒1年目は二軍で打率.070に終わると、翌年以降も一軍デビューは果たせず。ファームが主戦場になっていた。
一方で、2021年以降は徐々にバッティングの確実性が増し、2022年には二軍戦打率.244まで数字を上げていった。
昨季は、シーズン終盤に待望の一軍デビューを飾ると、プロ初打席で初安打初打点を記録。能力の一端を示した。
しかし、DeNAの捕手陣は山本祐大をはじめ、若手の松尾汐恩、ベテランの戸柱恭孝ら豊富な戦力が揃っている。昨季から本格的に挑戦している外野のポジションで、一軍での出場機会を狙いたいところだ。
【了】