コーセーコスメポートはこのほど、「スプレータイプの日やけ止めについて実態調査」の結果を発表した。同調査は2024年8月、スプレータイプの日やけ止めを使用する15歳~59歳の女性94人を対象に、インターネットで実施した。
使用する身体の部位について尋ねたところ、「腕・手の甲」(65.6%)が最も多く、「首・デコルテ」(59.1%)、「顔」(52.3%)が続いた。「足・足の甲」(29.6%)や、「髪・頭皮」(27.7%)など、塗りにくい箇所まで全身に使われていることがわかった。
髪のUV対策について調べると、「髪・頭皮のUVケアをしている」と回答した割合は、2020年は19.7%であったが、2024年は27.7%と増えている。美容意識の高まりから顔・身体だけでなく髪にもUV意識が広がってきつつあることが明らかになった。
同社によると、紫外線を浴びすぎると髪のもとであるたんぱく質が変性し、キューティクルがはがれやすくなる原因の一つとなる。これにより、髪が乾燥してパサつく、つやがなくなる、切れ毛・枝毛になる、髪色が退色するなどのトラブルが起こることもあるという。
頭皮も皮膚なため、日やけで乾燥や炎症が起こったり、頭皮の弾力を低下させたりすることがある。頭皮がむける、頭皮が硬い、抜け毛の増加などの症状は、日やけが原因の可能性もあるとのこと。そのため髪や頭皮も忘れず、しっかり紫外線ケアが必要であるという。