フジテレビは28日、新たに設置した「サステナビリティ経営委員会」(委員長=清水賢治社長)の第1回会合を開催した。

  • フジテレビ本社=東京・台場

この委員会は、「フジテレビが、ここで働く全ての人や社会のあらゆるステークホルダーの方々に真摯(しんし)に向き合い、企業理念を再定義して企業価値を向上させていくための改革を主導する、最も重要な組織」として、24日開催の取締役会で設置を決議したもの。

第1回会合では、サステナビリティ経営推進に近い部局の担当取締役、執行役員、局長だけでなく、全社の常勤取締役、執行役員、局長などが出席。サステナビリティ経営委員会設置の趣旨・役割を確認し、中長期的かつ持続的な企業価値向上のためのサステナビリティ経営の実現に向けて、人権尊重の徹底に向けた人権デューディリジェンスを全局室横断的に実施していくことや、経営戦略の一環として人材戦略を策定し人的資本経営を全社的に推進していくことなどについて、協議を行った。

今後は、「人権や人的資本に関する個別の施策の実施方針及び課題状況の共有」「重要なリスク・事業機会となるサステナビリティ課題(マテリアリティ)に関する議論」「中期的な年度毎の計画策定、具体的な施策に関する議論」「各テーマについてのKPIの設定・モニタリング」「外部アドバイザリーボードの設置」について議論を行い、随時開示していく予定。