津田健次郎「いち役者として面白かった」悪役・オーバーホールを演じた「僕のヒーローアカデミア」収録を振り返る
声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。4月20日(日)の放送では、印象に残っている“悪役”について語りました。

パーソナリティの津田健次郎

◆“直球の投げ合い”が楽しかった

<リスナーからのメッセージ>

「津田さんが演じる悪役のキャラクターが非常に好きです! そこで、津田さんが演じてきたなかで共感できる、または演じていて難しかった悪役のキャラクターが知りたいです」

津田:アニメでも実写でも(悪役を)やらせていただいたことは何度もありまして、多分そういう(悪役のキャラが合う)声なんでしょうね。印象に残る悪役は……もちろんどれも思い入れはありますが“あえて”でいえば「僕のヒーローアカデミア(以下:ヒロアカ)」のオーバーホール(治崎廻)。あるシーズンのラスボスです。いや〜、大変だったんですよ。

本当にパワー対決といいますか、もともとヒロアカ(のアフレコ)は演出も含めて基本的に剛速球を投げ合う、素手で殴り合うみたいな収録で、特に戦いのシーンになってくると、それがさらにパワーアップして……。最後に山下大輝くんが演じる主人公のデク(緑谷出久)役と戦うんですけど、“いやいや後輩に……”みたいな気持ちにもちょっとなりますが、“素手で殴り合いますか!!”みたいな(笑)。そういう若い頃によくやっていた芝居といいますか“直球の投げ合い”みたいな演技をやらせていただけたのはすごく楽しかったですね。

ある程度キャリアを重ねちゃうと、なかなか直球を投げさせてもらえなくなるんですよ。でも、ど真ん中ストレートを剛速球で投げてみて“あっ、まだ投げられる”と思えたのもすごく楽しかったですし、“絶対に死ぬまで投げ続けることができる状態じゃないといかんな”というのを改めて確認できたこともあって。もちろん、そのキャラクターや物語の面白さもあったんですけど、“いち役者”として面白かったと思っております。

ほかにも、面白い悪役をいっぱいやっているので、ぜひ見ていただきたいなと思います。

<番組概要>

番組名:津田健次郎 SPEA/KING

放送日時:毎週日曜 12:00~12:30

パーソナリティ:津田健次郎

番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF