現在はガラタサライを率いているモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images

 フェネルバフチェを率いるジョゼ・モウリーニョ監督に、母国を指揮する可能性が浮上しているようだ。24日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在62歳のモウリーニョ監督はこれまでポルトやチェルシー、インテル、レアル・マドリードなど欧州屈指のメガクラブを率い、2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇を含め数多くのタイトルを獲得。昨年夏からはトルコの名門フェネルバフチェを指揮しており、スュペル・リグ(トルコリーグ)では残り6試合となった現時点で、首位ガラタサライと「5」ポイント差の2位につけている。

 これまでクラブレベルで優れた手腕を発揮してきたモウリーニョ監督だが、母国ポルトガルの指揮官に就任する可能性が浮上しているようだ。報道によると、ポルトガルサッカー連盟(FPF)は6月に控えるドイツ代表とのUEFAネーションズリーグ(UNL)準決勝の結果次第でロベルト・マルティネス監督の解任に踏み切る可能性があり、後任候補にモウリーニョ監督の名前が挙がっているという。

 FIFAワールドカップカタール2022後に就任したマルティネス監督は、ここまで国際Aマッチ通算27試合を指揮し、21勝1分5敗という好成績を収めている。しかし、昨年夏に行われたEURO2024では準々決勝でフランス代表に敗れ、ベスト4進出を逃した。

 クリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)を筆頭に、ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)やヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン)、ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ)など欧州屈指のタレント力を誇りながら、主要大会ではなかなか結果を残せていないポルトガル代表。自らを“スペシャル・ワン”と呼ぶ名将の下でFIFAワールドカップ26を目指すことになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。