ME:I、笑って泣いた祝祭ショーケース 夢を背負って全国ツアーへ

ME:Iにとってデビュー1周年となる4月17日、都内某所にてME:I 3RD SINGLE『MUSE』リリース記念SHOWCASEが開催された。会場には抽選に当たった1300名のファンが集結。あえなく落選してしまった応募者にも、オンライン配信を通じて会場の様子が届けられた。

【ライブ写真ギャラリー】ME:I 3RD SINGLE『MUSE』リリース記念SHOWCASE

照明が落ちると、『MUSE』のメインビジュアルで着用している衣装を身に纏ったメンバーが登場。一言も発することなく定位置に着き、ダブルタイトル曲の1つである「MUSE」を導いた。洗練されたパフォーマンスは、彼女たちが歌やダンス、表情といったひとつひとつの要素を、この日のために磨き上げてきたことを物語る。デビューから1周年という節目を迎え、「もはや新人ではない」という想いもあるのだろう。ダンスブレイクでは、息のあったYOU:ME(ME:Iのファン呼称)のコールも響き渡り、オープニングから一体感のある空間が作り上げられていた。

最初のトークパートでは、ひとりずつの挨拶を経て、小さい頃に憧れていたものや夢について語る「『憧れ』トーーク!」に突入。司会としてパペットサイズのME:EYE(ME:I公式キャラクター)が駆けつけ、わちゃわちゃとしたメンバーを華麗にアテンドしていった。

出揃った憧れは、それぞれの個性がよく出ていてバラエティ豊か。MIUがマンガ『宇宙兄弟』の影響を受けて宇宙飛行士に憧れていたことを話すと、SHIZUKUは「小さいときに体が弱くて病院に通っていたから、自分も人を助けて笑顔にしたいと思い、医者を志していた」と告白。スクリーンには、SHIZUKUの小学校の卒業文集が映し出され、会場は一段とリラックスムードに染まった。リーダーのMOMONAは「冒険や戦いに憧れていた」と語り、さらには「仲間を集めて、この業界という大海原を走っている最中なので、冒険をする夢が叶いましたね」と笑顔をこぼす。その後もRANが知育菓子の大人買いに憧れて、サンタさんから段ボール1箱分のお菓子をプレゼントとしてもらったことや、KEIKOがお兄ちゃんへの憧れから持ち物を真似していたこと、KOKONAがプリンセスになりたくて幼少期からティアラを集めていることなど様々なエピソードが展開されていった。イルカショーのイルカに憧れていたというAYANEは、その理由を「実質アイドル的な立ち位置で、私のやりたいことが全部詰めこまれていると思ったから」と話し、凛々しい表情で「まだ諦めていません」と宣言。空手のオリンピック選手に憧れていたSUZUは、人生を振り返るようにして「こうしてみんなと出会えたのも空手をやっていたからこそ」と想いを伝えた。ラストとなったRINONは「現実的にいえば、正義感が強いので警察官や弁護士さんになりたかったんです」と前置きしたうえで「ロマンで考えると社長や億万長者!」とにっこり。メンバーからは「LAPONE GIRLSの社長!?」と声があがり、RINONの未来に期待が集まる一幕となった。

©LAPONE GIRLS

ME:EYEがステージから去ると、再びパフォーマンスタイムへ。誘われたのは、少女たちの憧れをアフォガードにちなんで表現した「Affogato」だ。初披露で緊張すると口にしていたME:Iだったが、音楽に体を預けながら歌を紡いでいく様は、とても和やかで楽しそう。それでいて、それぞれの声の個性が存分に生きていたのも印象的だ。SUZUがアイスクリームのように甘い声を弾ませれば、MIUはコーヒーのようにビターな色付けをし、KEIKOはひっそりと潜ませたリキュールのようにアクセントを加える。あえてハンドマイクで踊らないテージングで、ボーカリストとしてのキャラクターを刻んだのだった。

続いての企画コーナーでは、スクリーンに表示されるお題を音楽に合わせてモーションで表現し、他のメンバーに当ててもらう『リズムで伝えろ! ジェスチャーゲーム』が行われた。大工やライオン、フラダンスといったオーソドックスなお題から、カラオケでノリノリの人やデートの日といった難題に至るまで、果敢に挑んでいく9人。当てるほうのメンバーも、お互いの勇姿を讃えるかのように本気で正解を狙いにいく。そんな仲間の姿を見たMIUは、「うちらの性格の良さを感じた」と誇らしげな表情を浮かべた。後半ではYOU:MEに対して、ME:Iから「ごはん抜きと言われたRINON」というお題が出される場面も。戸惑う客席を前にメンバーは「やって(笑)」と畳みかけ、笑いが巻き起こる。最終的には、AYANEが初代ジェスチャー王に輝き、満足げにグッドサインを掲げていた。

©LAPONE GIRLS

©LAPONE GIRLS

「変わったダンスはお見せしたので」と仕切り直すと、テレビアニメ『ポケットモンスター』のエンディングテーマである「Ready Go」を披露。アップテンポなトラックに乗って、くるくるとフォーメーションを変えながら、メリハリのあるダンスを繰り広げていく。”君といれば超えられるよ”のフレーズ後に掲げた手で弧を描く姿は、グリッサンドと相まって、空に虹をかけているよう。ハツラツとしたエネルギーを観客席の奥まで放出したのだった。

いよいよイベントも終わりに近づき、メンバーがまとめに入ろうとすると、急に会場の様子は一変。突如暗転し、背後のスクリーンに映像が流れ始めた。予定されていなかった演出に「なんこれ?」「ドッキリ⁉」「これ知らないよ!」と混乱し、慌てふためくメンバー。「2025年もME:IはYOU:MEと一緒」というメッセージを皮切りに、全国6都市12公演に及ぶ初のアリーナツアー『2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR "THIS IS ME:I”』の開催が告げられた。想像以上のビッグサプライズに、呆然としたり涙を流すなど、9人は感極まっている様子。会場もこの日一番の盛り上がりとなり、四方八方から「おめでとう」の声が響き渡った。

©LAPONE GIRLS

締めの挨拶ではKOKONAが「びっくりしちゃって言葉が出てこないんですけど、こうやって全国ツアーを回れるっていうのも私たちだけの力ではないし、スタッフさんとかYOU:MEのみなさんとか、いつも支えてくれる人たちがいるからだと思っています」と会場中に視線を配りながら感謝を口にし、MOMONAは「みんなのことが大好きだから。メンバーのひとりひとりが、可愛くて愛おしくて、この子たちと一緒にやることに意味があって。(中略)メンバーもそうだし、私の大好きなメンバーを愛してくれるYOU:MEのみなさんのことも大好きです」と仲間への愛を語る。活動2年目に向けて、いろいろな不安を抱えていたとKEIKOが涙ながらに吐露した際には、隣にいたAYANEが背中をさすり、会場からは「大丈夫だよ」「頑張れ」といった声が溢れた。

©LAPONE GIRLS

エモーショナルな空気に包まれたのも束の間、RANが「最後は盛り上がる準備できてますか!」と焚き付けて、疾走感がありパワフルな「Million Stars」へ。先ほどまで瞳に涙をためていたとしても、瞬時に意識を切り替えて楽曲の世界へ入っていく姿は、まさにプロフェッショナル。新たな覚悟を胸にしたような凛々しい面持ちで、ME:Iの魅力をエネルギッシュに煌めかせたのだった。

©LAPONE GIRLS

『2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR "THIS IS ME:I"』

[長野・長野ビッグハット]

2025/07/26(土) 開場17:00 / 開演18:00

2025/07/27(日) 開場15:00 / 開演16:00

[北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ]

2025/08/02(土) 開場17:00 / 開演18:00

2025/08/03(日) 開場14:00 / 開演15:00

[愛知・ポートメッセなごや第1展示館]

2025/08/10(日) 開場15:00 / 開演16:00

2025/08/11(月・祝) 開場15:00 / 開演16:00

[神奈川・Kアリーナ横浜]

2025/08/16(土) 開場16:30 / 開演18:00

2025/08/17(日) 開場14:30 / 開演16:00

[兵庫・GLION ARENA KOBE]

2025/08/21(木) 開場17:30 / 開演18:30

2025/08/22(金) 開場17:30 / 開演18:30

2025/08/23(土) 開場15:00 / 開演16:00

[広島・広島グリーンアリーナ]

2025/08/30(土) 開場17:00 / 開演18:00

2025/08/31(日) 開場14:00 / 開演15:00

※公演内容、公演日程、出演者等は急遽変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

〈チケット先行スケジュール〉

[ME:I OFFICIAL FANCLUB 最速先行]

受付期間:4/18(金) 12:00 ~ 4/27(日) 23:59

当落発表:5/8(木) 20:00

[ME:I OFFICIAL FANCLUB 会員先行]

受付期間:5/2(金) 12:00 ~ 5/12(月) 23:59

当落発表:5/21(水) 20:00

[ME:I Mail会員先行]

受付期間:5/15(木) 12:00 ~ 5/25(日) 23:59

当落発表:5/31(土) 20:00

〈チケット料金〉

■指定席12,100円(税込)

■着席指定席12,100円(税込)

※小さなお子様、ご年配のお客様、ファミリー、その他ライブを着席してご覧になりたいという皆様の為にご用意させていただく、「着席指定」でのお席です。

こちらのお席では公演中は立ち上がってのご鑑賞は出来ません。

※愛知公演に限り、着席指定席の受付は実施対象外となります。

【注意事項】

※別途プレイガイド手数料が発生いたします。

※3歳以上有料、3歳未満入場不可

※お1人様1公演につき4枚まで申込み可能

※詳細は特設サイト(https://me-i.jp/feature/this_is_mei_2025)をご確認ください