![横浜FM戦で直接FKを決めたマテウス・サヴィオ [写真]=清原茂樹](index_images/index.jpg)
2025明治安田J1リーグ第11節が20日に行われ、浦和レッズと横浜F・マリノスが対戦した。
浦和は今季初の連勝中。対する横浜FMは降格圏に沈むなかスティーブ・ホーランド前監督を解任し、パトリック・キスノーボHC(ヘッドコーチ)の暫定指揮で『埼玉スタジアム2002』に乗り込んだ。
前半は浦和が押し込む展開に。ホームチームは前半終了間際に待望の先制点を獲得する。ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得すると、キッカーはマテウス・サヴィオが担当。横浜FMの壁の頭上ではなく、壁の外からゴール右隅を狙う。これが相手GK朴一圭の意表を突いてゴールに吸い込まれた。
後半開始早々、横浜FMのミスで浦和がリードを広げる。ゴール前で味方のスローインを受け取った諏訪間幸成は、右足で大きく蹴り出そうとしたものの、痛恨のキックミス。相手にプレッシャーをかけていた渡邊凌磨がこぼれ球を拾い、そのまま無人のゴールへと流し込んだ。
2点ビハインドとなった横浜FMは、60分に1点を返す。スローインのクイックリスタートから素早く押し込み、最後はボックス中央から山根陸が押し込んだ。
終盤は横浜FMが押し込む展開に。84分には植中朝日に絶好機が訪れたものの、ゴール前で味方の折り返しに合わせたシュートは枠を捉えられなかった。
すると88分、浦和がセットプレーの2次攻撃で横浜FMを突き放す。左サイドの深い位置から原口元気がクロスを送り、ダニーロ・ボザが頭で合わせて加入後初得点を記録した。
試合はこのまま終了し、浦和は3連勝、横浜FMは3連敗で7戦未勝利となった。横浜FMは得失点差でアルビレックス新潟を下回り、最下位へと転落した。
浦和は次節、25日にホームでサンフレッチェ広島と対戦する。横浜FMはサウジアラビアで集中開催されるAFCチャンピオンズリーグエリートに臨み、26日にクリスティアーノ・ロナウドら擁するアル・ナスルと対戦する。
【スコア】
浦和レッズ 3-1 横浜F・マリノス
【得点者】
1-0 45+8分 マテウス・サヴィオ(浦和)
2-0 46分 渡邊凌磨(浦和)
2-1 60分 山根陸(横浜FM)
3-1 88分 ダニーロ・ボザ(浦和)