
◆ 今季5戦目で初勝利の権利獲得
ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手(23)が現地時間19日のレンジャーズ戦に先発登板。6回2失点という投球と好投し、勝利投手の権利を持って降板した。
MLB初勝利をかけ、今季5度目の登板を迎えた佐々木は初回、一死から2番シーガーに本塁打性の大飛球を浴びるも、中堅手アンディ・パヘスが左中間フェンス上部へ目一杯グラブを差し出して好捕。前回登板に続く“ホームランキャッチ”に救われた佐々木は初回、2回裏と続けて三者凡退の好スタートを切った。
しかし3回裏、先頭打者に四球を与えると、8番ヒガシオカに浮いたフォーシームを叩かれ、1号先制2ランを浴びた。それでも直後の4回表に打線が援護。3番フレディ・フリーマンが4号2ラン、7番マックス・マンシーが適時二塁打を放ち、逆転に成功した。
1点リードを貰った佐々木は4回裏、4番ガルシアから空振り三振を奪うなど再び三者凡退。5回裏には一死からヒガシオカに安打を許しながらも、後続を打ち取って初勝利の権利を獲得した。続く6回裏にも一死から四球で走者を背負ったが、4番ガルシアを遊ゴロ併殺打に仕留め、この回限りで降板。3回裏の被弾以外はレンジャーズ打線に得点圏のチャンスすら作らせず、リードを守り抜いた。
この試合の佐々木は6回78球を投げて2被安打、3四球、4奪三振、2失点という内容で、最速96.9マイル(約156.0キロ)を計測。MLB移籍後初のクオリティ・スタートに成功し、防御率を「3.20」としている。